通信各社、障害復旧へドローンや船など活用を本格化…能登半島地震
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなど通信各社は、能登半島地震の影響を受けて発生している通信障害の復旧のため、ドローンや船などの活用を本格化しています。 NTTドコモとKDDIは共同で、船の上に携帯電話の基地局を搭載した「船上基地局」の運用を、石川県輪島市町野町の沿岸付近で開始しました。 衛星アンテナで受信した電波を船から発信することで、陸路が絶たれていて復旧が困難な沿岸エリアに電波を供給するとしています。 また、ソフトバンクは、石川県輪島市門前町で、ドローンを活用した電波の供給を開始しました。 中継装置を搭載したドローンを上空に停留飛行させることで、半径数kmのエリアに電波を供給できるとしています。 一方、楽天モバイルは、車に基地局の設備を搭載した「移動基地局車」を石川県の七尾市、輪島市、珠洲市のエリアに順次設置しているということです。ただ輪島市の大沢町や大野町付近は道路が寸断しているため復旧は未定としています。