Snow Man、『FNS歌謡祭』で「BREAKOUT」初披露 ラウールを8人が守る、この日ならではのパフォーマンスに
「BREAKOUT」のメッセージとリンクするようなダンスブレイクに
ラウールをセンターに据えたダンスブレイクも大きな見どころだ。体力的にも厳しいであろう楽曲の終盤にこうした激しいパートが設けられているのは、パフォーマンス集団としての意地が感じられる。今回は上半身をあまり動かすことのできないラウールを8人が守るかのように、一層大きな動きで見せていたように映った。奇しくも「BREAKOUT」という楽曲の“大切なものを守り抜く決意”というメッセージとリンクするかのようなパフォーマンスだ。そして、再び9人が横一列になり背を向け、ラウールがラストをクールに締めた。 直前のアクシデントを感じさせない堂々たる姿を見せてくれたSnow Man。ラウールは冒頭で語っていたように、表情や歌声、手振りなど、できる範囲で気迫を伝えるパフォーマンスを見せた。また8人は、ラウールの分まで全力でエネルギーを注いでいた。今回もさまざまな場面を切り抜けてきたからこそ表現できた、この日ならではのパフォーマンスになっていたように思う。ラウールの回復後、どのような爆発力を持ってステージに臨むのか、今後のテレビ披露も楽しみにしたい。
竹上尋子