西武・杉山 2年目の来季、初勝利へ「筋力を上げ、150キロを超えたい」
西武・杉山が、2年目の来季目標に最速150キロ到達を掲げた。現在は母校の横浜高などでウエートトレーニングに重点を置いている最速147キロ左腕は「筋力を上げ、ボール1個分のコントロールを磨いて150キロを超えたい」と見据えた。 今季は9月12日のベルーナドームでの楽天戦で高卒新人ながらプロ初登板初先発。3回0/3を6失点でプロ初勝利はならず、初黒星を喫したが「1軍でしか経験できない打者のオーラを感じた。その後は常に1軍を基準として考えて練習できている」と手応えを得た。 この日は埼玉県羽生市の商業施設で行われた献血キャンペーンに参加。カラオケが得意な19歳はファンの前でアカペラで美声も披露したが「野球でも注目してもらえるように頑張りたい」と語った。(福井 亮太) ≪渡辺「集中切らさず」雄星施設で自主トレ≫杉山とともにキャンペーンに参加した渡辺は最新施設で練習を重ねている。今月から球団OBの菊池(現エンゼルス)がプロデュースした岩手県内の屋内練習施設「King of the Hill」で先輩の高橋と合同自主トレを行っており「ウエート、投球、食事が全部できるので集中力を切らさずに練習ができる」と笑顔。地元の羽生市に帰省して献血を呼びかけ「自分はチームを救いたい」と誓った。