発熱外来に100人超…インフルエンザ猛威で「タミフル」後発薬の製造追いつかず供給一時停止に【news23】
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東京都は、インフルエンザの患者数が前の週に比べ1.4倍に急増したと発表しました。感染拡大によって「タミフル」後発薬は製造追いつかず、供給が一時停止となっています。 【写真を見る】東京都のインフルエンザの患者数が前週比1.4倍に急増 ■沢井製薬では約300万人分の薬を用意していたが… 厳しい寒さが続く中、一向に収まらないのがインフルエンザの流行です。 千葉県内のクリニックの発熱外来には、12月から連日、100人以上が診察に訪れています。 医師 「1月7日からのお熱と頭痛と、あと咳ということですね。インフルエンザA型の診断でよろしいかと思います」 マスクを着用し、手洗いやうがいをするなど気をつけていたという女性は、こう話します。 女性 「きのうから熱と、喉が痛んだので受診しました。年末年始に実家に帰省していたので、そこでかなと」 また、子どもを連れた親は… 親 「きのう発熱して。子どもたちも保育園や学校に行ったりしているので、(ウイルスを)持ってくる確率はすごく高くて」 東京都内の小学校では、8日から3学期がスタート。12月、2学期の終わりにインフルエンザの感染拡大により2つのクラスが学級閉鎖になりましたが、始業式には全てのクラスが参加しました。 ただ、冬休みを寝て過ごしたという児童もいます。 小学3年生 「なりました、インフルエンザ。全然食欲が出なくて、ゼリーしか食べられなくて大変だった」 8日、東京都は、インフルエンザの患者の数が前の週と比べて1.4倍に急増したと発表。年末年始で人の移動が増えたためか、患者数が増加し続けています。 感染拡大で心配されるのが、治療薬の不足です。 沢井製薬は8日、インフルエンザの治療薬「タミフル」のジェネリック医薬品の供給を一時的に停止すると、医療関係者向けに発表しました。 今シーズンは約300万人分の薬を用意していたとのことですが、インフルエンザの急速な感染拡大によって、供給が追いつかなくなったということです。 ■なぜ急速に感染拡大? 2024年に流行のインフルエンザとは別型か 急速にインフルエンザの感染が拡大している理由として、いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長は、いま主流となっているウイルスが、2024年に流行ったインフルエンザA型の別の型である「pdm09型」だと指摘します。