「プレミアリーグに残留したい」サウサンプトン菅原由勢が新指揮官ユリッチの影響や次戦ブレントフォード戦へ
サウサンプトンの菅原由勢は、苦しい戦いの続く今シーズンのチームの状況などについて語った。 今シーズンにAZアルクマールからサウサンプトンに移籍した菅原。加入早々から右サイドバックとして主力の座を手にした同選手は、ここまで公式戦18試合で1ゴール1アシストを記録する。しかし、チームはシーズン半分を終了してプレミアリーグ最下位に低迷し、厳しい残留争いに巻き込まれている。 そんなサウサンプトンは、昨年12月にチームをプレミアリーグ復帰に導いたラッセル・マーティン監督を解任して、イヴァン・ユリッチ監督を招聘。新指揮官の下で浮上のきっかけをつかもうとする中、菅原はイギリス『デイリー・エコー』でチームの様子について語った。 「彼(ユリッチ監督)はチームにたくさんの新しいものをもたらしてくれているので、僕たちは本当に良いように感じています。僕たちは彼の要求や求めるプレースタイルをもっと知りたいと思っています。僕たちは良いリアクションを見せることができましたし、本当に勝利を望んでいます。プレミアリーグに残留したいので、勝つ必要がありますし、最低でもポイントを手にする必要があります」 「僕たちは一緒になって本当にしっかりと取り組んでいますし、良い感じです。(ユリッチ監督と)まだ10日だけなので、すべてを理解してはいません。でも、新しい監督が僕たちに攻撃面でもっと積極的になることを求めていると感じています」 「ディフェンス面で、僕たちがボールを奪ったときに、彼(ユリッチ監督)はアグレッシブさを求めています。前の監督(マーティン監督)の下では、ボールを奪ったとき、僕たちボールをキープしようとしていました。新しい監督は素早くゴールを奪うことを望んでいます。だから、攻撃しないといけないです。攻撃してゴールを奪う状況を作らないといけません。トレーニングで、ボールを奪った後に後ろに下げようとすれば、彼は“ノー、前方にパスを出して、攻撃する方法を見つけろ”と言っています。僕たちには攻撃陣に良い選手たちがいるので、僕たちは上手くできるように感じています」 また、菅原はユリッチ監督の下で新たにセンターフォワードを務めるポール・オヌアチュの存在がチームに好影響を与えているとも主張した。 「彼は本当に背が高くて強靭です。例えば彼を相手にプレーすることになれば、相手選手は彼にボールを渡るのを見たくはないはずです。ポールにボールを集めて相手に対して同様のことをしないといけないです。おそらく、相手もそのようにされるのを嫌がるはずです。ポールは本当に良い選手なので、機能すると本当に脅威になると思います」 「僕たちがボックス内で彼を見つけようとして、相手ディフェンダーが彼を捕まえようとすれば、マッティ(マテウス・フェルナンデス)やタイラー(ディブリング)、アーマ(アダム・アームストロング)へのスペースができます。攻撃陣にはたくさんのバランスがあり、ポールは僕たちに多くのポジティブなものをもたらしています。僕たちにとっての新しいオプションです」 菅原は移籍後初ゴールを挙げたブレントフォードを相手にする4日の試合に向けてもコメントした。 「前回のブレントフォード戦で得点を挙げましたけど、今回は試合に勝つために得点を挙げたいです。ファンは僕たちに難しい局面が訪れると考えていると思います。彼らは僕たちとともに戦っていますし、僕はただ自分のため、チームメイトのため、スタッフのため、そしてファンのために勝ちたいです。再び得点できれば、特別なものになると思います。でも、僕たちは試合に勝つことだけを考えないといけないですし、これが何よりも大切なことです」