普通自動車を所持していますが「自動車税」が高くて困っています。「軽自動車」に乗り換えたら安くなりますか?
憧れのマイカーを手に入れたものの、維持費が高くて困っている方も多いでしょう。生活をするうえで車が必要だけど、なるべく維持費は節約したい場合は自動車税の安い車への乗り換えも一つの手段です。 本記事では、普通自動車から軽自動車に乗り換えた際に自動車税がどのくらい安くなるのかといった、軽自動車のメリット・デメリットを紹介します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
普通自動車から軽自動車に乗り換えると税金が安くなる
自動車に課せられる税金の一つとして挙げられるのが、自動車税種別割と軽自動車税種別割です。車の所有者に納付が義務付けられている税金で、毎年4月1日時点の所有者に対して課税されます。金額は自動車の総排気量によって異なります。総排気量によって納税額が変動するため、普通自動車から軽自動車に乗り換えることで税金が安くなるでしょう。 ■総排気量1L以上~1.5L以下の普通自動車に課せられる自動車税種別割 総排気量1L以上~1.5L以下にあてはまる車種は以下のものが挙げられます。 ●トヨタ アクア ●トヨタ ヤリス ●トヨタ ルーミー ●日産 ノート ●ホンダ フィット ●スズキ スイフト ●マツダ MAZDA2 自家用車の自動車税種別割は3万500円です。なお、こちらの税額は自動車税種別割のグリーン化特例の適用を受けない場合の税額を算出しています。 ■総排気量1L以下の軽自動車に課せられる軽自動車税種別割 総排気量1L以下にあてはまる車種は以下のものが挙げられます。 ●ホンダ N-BOX ●ダイハツ タント ●ダイハツ タフト ●スズキ スペーシア ●スズキ ハスラー ●スズキ ワゴンR ●スズキ アルト ●日産 ルークス 自家用車の軽自動車税種別割は2万5000円です。こちらの税額も、自動車税種別割のグリーン化特例の適用を受けない場合の税額を算出しています。 ■普通自動車から軽自動車への乗り換えで節約できる金額 上記それぞれの車に1年・3年・5年と続けて乗った時、どれくらい支払う税金に差が出るのでしょうか。 総排気量1L以上~1.5L以下の普通自動車の自動車税 1年:3万500円 3年:9万1500円 5年:15万2500円 総排気量1L以下の軽自動車の軽自動車税 1年:2万5000円 3年:7万5000円 5年:12万5000円 軽自動車へ乗り換えると、1年で5500円、3年で1万6500円、5年で2万7500円の節約になることが分かりました。 ■グリーン化特例でさらに減税される グリーン化特例の対象車であれば、さらに自動車税の減税を受けられます。対象となる車は以下のとおりです。 ●電気自動車 ●燃料電池自動車 ●天然ガス自動車 ●プラグインハイブリッド自動車 該当する車の新車新規登録を行った翌年度分は自動車税が75%軽減される、という措置が適用されます。対象期間は令和5年4月1日~令和8年3月31日です。より税金の支払いを抑えたい方は、買い替え時に該当車種も検討するといいでしょう。