「Levi's® SILVERTAB™(リーバイス®シルバータブ™)」は日本のストリートからブームが生まれた
近年、ストリートファッションのシーンや、古着カルチャーを好んでアイテムを求める人たちをよく見かけるなかで、人気の盛り上がりを感じる「Levi's® SILVERTAB™(リーバイス®シルバータブ™)」(以下:SILVERTAB™)。 SILVERTAB™はLevi's®のコンテンポラリーラインとして、1985年にスタートする。Levi's®ジーンズのシンボルであるタブがシルバーで、その独特な雰囲気のバギーやルーズなどのワイドなリラックスシルエットは、当時の若者を中心に爆発的な人気を博したラインだ。 そしてリリースから時を経た2022年秋冬に、SILVERTAB™はカムバックする。NIGO®氏率いるクリエイティブチームによるローカルキャンペーンとして作られた動画はラップグループのスチャダラパーや、プロボクサーの那須川天心氏などが出演し、話題になったのも記憶に新しい。 今回はリーバイ・ストラウス ジャパン株式会社 マーケティング部 PR シニアマネージャー 小神野直子さんに2024年春夏のコレクションについてお話を伺った。
“既存の型にはまらないゆるいカッコ良さ”
「SILVERTAB™はもともと『501®』や『505™』のようにロット番号があるオーセンティックなモデルよりリーズナブルなラインで、販売先も違えば、商品デザインのコンセプトも違い、縫製の工程も簡略化されたラインでした。 日本のストリートカルチャーは海外でも影響力があるぐらいコアなものだと思うのですが、“既存の型にはまらないゆるいカッコ良さ”というものと日本のストリートカルチャーが持つ独特の美意識がフィットしてどんどん人気が高まっていき、ムーブメントが形成されたのです。ブランド側が仕掛けたものではなくストリートとのケミストリーにより自然発生的に生まれたブームでした。 それから販売が終わっても古着でSILVERTAB™のアイテムをみんなが探すようになって、それで本国に『もう一度SILVERTAB™を復活させたい』というリクエストを何度もしまして、日本でSILVERTAB™が再び展開されることになりました」