出場停止&減俸処分をくらっても新王者へ!反則・裏切り上等の悪の軍団が「こんな会社全部終わらせてやるよ」
23日、後楽園ホールにてスターダム『STARDOM in KORAKUEN 2024 Jul.』が開催。メインイベントでは[God's Eye]朱里&小波の持つゴッデス・オブ・スターダム(タッグ)王座に[大江戸隊]テクラ&渡辺桃が挑戦した。 今年6月に葉月&コグマを倒して第33代王者組となった朱里&小波。7月4日の後楽園ホール大会で大江戸隊vsGod's Eyeの10人タッグマッチが行われ、朱里から勝利したテクラがゴッデスへ挑戦表明。 桃とのタッグで王座戦が正式決定するものの、7日の後楽園ホール大会でテクラがバックステージコメントを出している最中に女性スタッフに暴行を加えた事で、7・12&13大阪大会、7・14滋賀大会の3大会を出場停止及び減俸処分に。 この日のタイトルマッチはすでに発表されていたため、権利は剥奪されずに試合が行われた。
試合が始まる前に大江戸隊が奇襲し荒々しい展開に。朱里が集中砲火をくらい、小波もボコボコに蹴られてしまう。だが朱里がテクラを、小波が桃をぶら下がり式の関節技で捕らえて反撃すると、2人はグラウンドで動きを封じて息のあった師弟の蹴り技で攻め立てる。 朱里が桃にハイキックを叩き込み、小波も桃にハイキックを放つが桃が避けるとこれが朱里に誤爆。ここぞとばかりに桃がBドライバーからブラックボックス攻撃を狙うも、朱里が前蹴りでカットし小波がブラックボックスを奪って振りかぶるが、朱里が間に割って入り凶器攻撃を阻止。 小波はしぶしぶブラックボックスを置いて桃にハイキックを叩き込むと朱里を抱きしめて引き起こすが、そのままバックをとって裏切りのジャーマン。さらにカミゴェを突き刺すと、テクラと桃が朱里にサンドイッチバズソーキック。桃がトドメのピーチサンライズで叩きつけそのまま3カウントとなった。
号泣しながらリングに突っ伏す朱里にテクラがベルト攻撃から小波が脳天にイスを叩き込み、さらに顔面に黒スプレーを噴射。 小波は「朱里さん、いや朱里。何お前勘違いしちゃってんの?私がいつ大江戸隊を辞めるって言った?今までの小波は偽物だ。ゴッズアイのクソ真面目なのもううんざりなんだよな。今まではお前の言う通り凶器も何も使わず闘ってきてやったけど、次の札幌でクソ真面目なつまらない女、朱里とシングルマッチやろうよ。その時は、身体も心もズタボロにしてやるよ。私の大江戸隊の一つの目的、ベルトを大江戸隊に持ってくる。この先もシングル、アーティスト、全てのベルトを大江戸隊に持ってくる!そして、スターダム、お前ら全員、ぬるま湯に使ってんじゃねーぞ。スターダム、ウェルカム・トゥー・ジ・エンド!」と朱里に決別を宣言。 テクラは「朱里さん、オツカレサマデシタ!スターダムの全てをぶっ壊すよ!」と高笑いし、桃も「手段を選ばずベルトを守り抜くことが私達の使命なわけ。全制覇して、こんなオンボロトロフィー作るような会社、全部終わらせてやるよ」と破壊されたトロフィーを踏みつけて会場をあとにした。 小波は2018年のスターダム移籍時は『クイーンズ・クエスト』に加入したが、1年で木村花率いる『TOKYO CYBER SQUAD』へ。これも1年でジャングル叫女に裏切りのイス攻撃を叩き込み大江戸隊に移動し、以降は“悪の女寝技師”として活動を続けていた。1年後にはスターダムを退団するが、数ヶ月でフラッと限定参戦すると師匠の朱里率いる『God's Eye』へ。その後2年間は大人しくしていたが、ここにきて裏切りグセが頭を出した形だ。 この日大江戸隊の吏南はフューチャーのベルトに加えNEW BLOODタッグの二冠王者へ。大江戸隊リーダーの刀羅ナツコはワールド・オブ・スターダム(赤いベルト)王座に挑戦も決まっており、スターダムが悪に飲み込まれてしまう事態が現実を帯びてきた。