原子力規制委員会 山中委員長が原発視察(福島)
福島放送
原子力規制委員会の山中伸介委員長が、福島第一原発で、燃料デブリの試験的な取り出しに向けた準備が進む2号機などを視察し、安全に配慮して進められているとの認識を示しました。 山中委員長は、2号機でデブリを取り出す装置を原子炉建屋に運び込む搬入口や、取り出したデブリを収める容器などを視察しました。 視察を終えて「かなり注意深く手順の設計も進められておりますし、設備についても、まずは、そのテレスコ式という方法で、デブリの少量取り出しをトライするという風に聞いておりますし、順次安全に気を付けながら進められているという、そういう感想を持っております。」と述べました。 また、東京電力との意見交換に臨み、相次いだトラブルを受け安全に作業を進めるよう指示したということです。 2号機のデブリを取り出す装置は、早ければ7月10日に原発に運び込まれ、東京電力は8月にも、試験的な取り出しに着手することにしています。