草彅剛の表裏なしの人生観「自分を楽しませるのは自分しかいない」 最強運発揮&名言大放出の早朝ロケ
お支払いジャンケンは、スターならではの“持ってる”展開に!
ほかにも「目を離すとすぐどっか行っちゃうつよぽん」というテロップとともに、カメラが慌てて草彅を追いかける場面も。そうした草彅の自由で無邪気な振る舞いが“コンテンツとしてのロケ”ではなく、素で買い物を楽しんでいるように見え、一緒にショッピングをしているような感覚にさえなるのだ。 そうして気ままに行動しているように見えながらも、タイムリミットである開店時間前にはしっかりとお気に入りのアイテムを見つけ出すことができるのもまた、長年ロケを重ねてきた実力を感じさせるところ。 この日、草彅がセレクトしたのは、ソファ(21万4500円)、ラック(10万4800円)、サイドテーブル(7万6450円)、リビングテーブル(5万5000円)、ラグ(1万8480円)、クッション(2615円)と、なかなかの金額に。やはりクライマックスは、草彅の自腹がかかった精算タイムだ。 価格の低い順に全6回戦、スタッフとジャンケンしていくことになったのだが、この日の草彅は自身でも驚くほどに絶好調。クッション、ラグ、テーブル……と順調に勝ち進んでいく。最初こそ「悔しいでしょ~!」と煽ってみせるが、徐々にプレッシャーを感じ始める草彅。 このまま奇跡の全勝か、それともバラエティとしての“お約束”(最後の最後で負けるパターン)か。いずれにしても、エンターテイナーとしては“持ってる”展開になっているのも「さすが」だ。どちらに転んだかは、ぜひとも動画で楽しんでもらいたい。
草彅の人生観がにじみ出た車中トークにも注目
ロケを終え、移動する車の中でもカメラを回すという新たな試みにも、草彅はなんの抵抗感もなくトークを繰り広げていく。その飾らなさからも、オンもオフも大きく変わらない彼のフラットな人となりを知ることができた。 今回大きな家具は揃ったものの、まだまだ小物や緑など充実させたいインテリアがあるという話に。今後もロケ企画が続くようで楽しみだ。そんなトークの流れから「欲しいものがいっぱいあってね」と、草彅の物欲が止まらない話に発展。カメラ、ギター、アンプ、古着……と欲しいものを挙げればキリがないという草彅は「それが楽しい」「毎日欲しいものだらけ」「みんなもそんな感じ?」とスタッフに問う。 だが、スタッフからは「草彅さんほどハマっている趣味がない」「草彅さんがうらやましい」という答えが!「うそー! こだわったほうがいいよ。だって楽しくなるよ、人生!」と思わず驚きの声を上げる草彅。そして、欲しいものを見つけたほうがいいと言って終わりではなく、「(革ジャンを)選んであげるよ」と一緒に買い物に行こうと提案するのだった。 さらに、「本当にかっこいい人っていうのは1着、2着を大事に着る人がいちばんかっこいいと思ってて。僕はそういう人になりたかったの。でも、なんかの運で(たくさん)買えるような人間になっちゃって」という謙虚なスタンスも。「僕は自分の自己肯定感を下げたくはないんだけど、洋服のことに関しては、めちゃめちゃ自己肯定感が下がることがあるのよ。“お前さ、ヴィンテージとか言ってるけど、ちゃんと1個を大切に着た者の言える文句だよ”って」」「コレクションもいいんだよ。いいんだけど、なんかちょっとそこは完全に肯定できない自分がいたりとかして、でもそこすら楽しんでるんだよね」と、普段あまり語られないような心境にも人間味を感じられた。 また「自分を楽しませるのって、自分しかいないと思うわけ。他の人といて楽しいことってあるけど、最終的には楽しませるのって自分だけだから。絶対趣味とか持ってたほうがいいよ。だって自分が自分のことを楽しませなければ、誰が楽しませるのって感じじゃないですか」と人生の楽しみ方について熱く語る場面も。 なかなか趣味が見つからないというスタッフに「もうね、始めたほうがいいよ。趣味って重い腰を上げて、見つけて“これだ!”じゃなくて、もうやってくうちにハマっていくのよ。だから足を運んでみたらいいのよ」とアドバイス。何かを始めたい気持ちになる春に、この草彅の言葉が刺さる人は少なくないのではないだろうか。 フワフワとした無邪気さを楽しむ買い物ロケに、人生相談にも通じる芯を捉えた車中トーク。このセットでのコンテンツが、今後も「ユーチューバー 草彅チャンネル」で届けられるのを楽しみにしている。
佐藤結衣