世界大会で優勝した喜びを語る沢柳さん＝浜松市中央区

　米サウスカロライナ州でこのほど開かれたゴルフのドライバーで飛距離を競う「ドラコン」の世界大会の40歳以上プロ部門で、屋内ゴルフ練習場を経営する浜松市中央区の沢柳慎也さん（41）が優勝を果たした。初出場、初優勝の快挙。「次は年齢制限のない部門で上位入賞し、40歳以上の部門は連覇を目指す」と見据える。 　国内の予選を勝ち抜き、9月に世界大会に出場した。予選を通過し、決勝は1対1の2勝先取方式。2分30秒の間に6球を打って最長飛距離を競った。 　1勝後の2回目。「納得できる球が打てたので優勝は間違いない」と手応えがあった。強い逆風の中、348・6ヤードと相手に20ヤード以上の差をつけてトップに立った。 　浜松商業高時代は野球部に所属し、当時から最も遠くに打球を放つ「飛ばし屋」だったという。会社員時代の20代後半からゴルフをたしなみ、ドラコンを始めたのは35歳。ドラコンのプロ団体に所属して腕を磨いてきた。 　トライエント（同区）の社長として浜松、菊川市で屋内練習場を営む。沢柳さんは「ドラコンは数ある競技の中で最も遠くに飛ばせてロマンがある。魅力を伝えていきたい」と話した。