15歳の松山茉生が首位浮上 アマ日本一に王手「目標は優勝です」 ゴルフ日本アマ選手権
ゴルフ・日本アマチュア選手権第3日(27日、兵庫・広野GC=7210ヤード、パー70)首位と2打差の3位で出た15歳の松山茉生(まお、福井工大福井高1年)が6バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算7アンダーで山下勝将(21)=近大4年=と並んで首位に立った。悪天候が予想される最終日を制せば、2015年の金谷拓実の17歳51歳を更新する大会最年少優勝となる。 日本屈指の名門、広野GCを攻略した。高校生になってまだ3カ月足らずの15歳、松山がアマ日本一に王手。パリ五輪代表に決まった山下美夢有の弟で下部ツアー優勝の経験もある山下勝将と並んで首位に躍進した。 「ティーショットとアイアンが良かった。ドライバーは振り切っていきました。先週からいい感じで来ている。目標は優勝です」 180センチ、90キロの恵まれた体から放たれるドライバーショットはとにかく飛ぶ。「きょうイチ」と自賛した18番(パー4)は310ヤード超の〝驚弾〟。納得のバーディー締めに、7番のダブルボギーも「空振りしました」と笑い飛ばした。 名古屋市出身で地元開催だった前週の「トヨタジュニアW杯」は個人戦で優勝。「将来は米ツアーで長く活躍できる選手になりたい」というスーパー高校生が、雨予報の最終日に2週連続&大会最年少のダブルVを目指す。(臼杵孝志)