宮崎県の路線価、平均変動率が32年ぶりに上昇…最高路線価は48年連続で宮崎市橘通西3「橘通り」
熊本国税局は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2024年分の路線価(1月1日時点)を発表した。宮崎県内の標準宅地2368地点のうち、継続調査している2345地点の平均変動率は0・1%上昇だった。県内の平均変動率は23年分が0・2%下落となるなど、1993年以降31年連続で下落していたが、上昇に転じた。 【一覧表】九州各県の路線価の前年比平均変動率…鹿児島県は唯一下落
路線価は、路線(道路)に面する土地1平方メートル当たりの評価額。県内6税務署ごとの最高路線価をみると、高鍋税務署管内の高鍋町北高鍋のしんきん通り(3・6%下落)のみが下落し、残る5署管内はいずれも横ばいだった。県内の最高路線価は記録が残る1977年から48年連続で宮崎市橘通西3の橘通りで、額は23万円と10年連続で同額だった。