太田川の新橋、10月下旬にも着工へ 広島市 安佐南区中筋と安佐北区口田南を結ぶ
広島市が太田川で計画する安佐南区中筋と安佐北区口田南を結ぶ新橋の建設について、10月下旬にも着工することが5日、分かった。周辺の渋滞緩和や山陽自動車道とのアクセス向上の効果を見込み、2028年度ごろの完成を目指す。 【完成イメージと地図】太田川の新橋 計画によると、新橋は安佐大橋と下流の安芸大橋の中間で、全長334メートル、幅14・8メートル。片側1車線で、両側に歩道(幅3メートル)を設ける。4本の橋脚のうち、まず川の中央に近い2本を整備する。市は6億7650万円の工事契約議案を12日開会予定の市議会定例会に諮る。可決されれば、河川の占用許可の手続きを経て早ければ10月下旬に着工するという。 市は当初、23年秋の着工を予定していたが、国などとの協議が長引き1年遅れた。28年度ごろとしていた完成時期に変更はない。市内の太田川では、太田川放水路(西区)に14年に開通した広島南道路の太田川大橋以来の新橋となる。
中国新聞社