草花探し散策楽しむ 奄美の自然を考える会 24年度総会も実施
奄美の自然を考える会(森山力藏会長、会員35人)の観察会と2024年度総会が23日、鹿児島県龍郷町の奄美群島国立公園ビジターセンター・奄美自然観察の森であった。観察会には29人が参加し、樹木や草花を眺めながら散策を楽しんだ。今年度も外来種駆除や自然観察会、環境教育活動の支援などに取り組む。 観察会では会員らが資料やメモを手に、森の中を歩いて回った。トキワカモメヅルやアオノクマタケラン、クチバシグサなどの小さな花が路傍を彩り、参加者は「近くで見るとかわいい」「知らないとそのまま素通りしそう。教えてもらえてよかった」などと話しながら観察や写真撮影を楽しんでいた。 快晴のこの日は展望デッキからエメラルドブルーの龍郷湾と緑の山々、青空が一望でき、参加者の目を癒やした。森の中にはアカヒゲやリュウキュウアカショウビンのさえずりが響き、リュウキュウキノボリトカゲやリュウキュウアサギマダラなどの生き物も見られた。 総会では2024年度の活動計画を承認。役員改選で、森山氏の会長職を1年延長とした。