はまったけん玉~休憩中の隊員楽しむ 本紙記者南極へ、第66次観測隊
【南大洋=鶴岡支社・近岡国史】南極観測船「しらせ」に乗って昭和基地を目指す第66次南極地域観測隊で、けん玉が人気だ。毎年、日本けん玉協会から寄贈を受けており、長井市で作られたけん玉を持参する人も。その魅力にはまる隊員は多い。 カン、カン、コツ―。休憩中の隊員が集まるサロン室に軽快な音が響く。「よし」「できた」と技が決まると、自然と“ドヤ顔”になる隊員も。「うまくできると気持ちいい」「全身運動にもなる」などと笑顔を見せる。 年齢に関係なく、上手な隊員が講師役になって、みんなで技を磨く。記者も教わり、人生で初めて玉の穴をけん先で受け止める「とめけん」ができた。昔ながらの遊びを通し、隊員同士の絆が強まっている。