映画『キング・アーサー』の邦題が急きょ変更 それってよくあることなの?
映画業界では珍しくない邦題の変更
もっとも邦題の変更というのは特段珍しいことではなく、昨年末大ヒットを記録した『バイオハザード』の最新作の邦題が、『バイオハザードVI:ザ・ファイナル』から『バイオハザード:ザ・ファイナル』へと変更された。 これは通し番号を外すことにより“ラスト”であることが強調されるという狙いがあった。 また『キング・アーサー』と同じ、ワーナー・ブラザーズ映画配給の『LAヴァイス』は、公開直前に『インヒアレント・ヴァイス』へと変更された。 こちらはアメリカを代表する作家トマス・ピンチョンの小説を映画化した作品で、邦題は日本語翻訳版の『LAヴァイス』を使っていたのだが、メガホンをとったポール・トーマス・アンダーソン監督の強い意向により、原題の『インヒアレント・ヴァイス』へと変更になったという。 今回のケースは、上記のような作品の戦略や制作者の意図とは違う部分での変更のように思われる。 とはいえ、タイトル変更により同映画が注目を集めたという点においては、結果的に大きな宣伝効果があったと言えるかもしれない。