生理痛体験で知る“女性の我慢”もっと自由に快適に!企業が提案するフェムテックプロダクト
【あすか製薬株式会社】 社会貢献活動として、「女性のための健康ラボMint⁺」を運営している「あすか製薬株式会社」は、「生理痛体験会」を実施。女性特有のつらい生理痛を、大阪ヒートクール株式会社の生理痛VR体験デバイス「ピリオノイド」で疑似体験することができる。 「ピリオノイド」は、筋電気刺激(EMS)を用いて、生理時に生じる下腹部の痛みをリアルに再現。「弱、中、強」と3段階の痛みを順番に体験することが可能だ。
スイッチを入れると子宮がぐっと縮まるような痛みが走り、しばらくの間、下腹部に筋肉痛のような鈍痛が。「ピリオノイド」で生理痛を擬似体験した男性は、「生理痛は男性には理解しづらいと思うので、女性がいつもどういう痛みで苦しんでいるのかが分かって良かった」とコメント。男性と一緒に体験した女性は、「擬似体験を通して、男性にも生理痛への理解を深めてもらえるのはとても良いことだと思います」と話してくれた。 また、体験した女性の中には、自身の生理痛と比較して軽く感じる人と重く感じる人がいた。男性はもちろん、女性でも個人差があり理解されないこともある痛みを共有して、相手を思いやるきっかけになっていた。
この他、イベントが行われた「KOSUGI iHUG」では、全国の農家さんから届いた新鮮野菜を販売する「四季菜ファーム808」のフードトラックや、地産地消を促し、フードロス対策に貢献するダイニング「コスギ グリルマーケット」も。 土曜日の昼下がり、新たな体験や食を通し、ゆったりとしたサステナブルな時間を満喫することができた。 さまざまなワークショップを通して、女性ならではの悩みや痛みを俯瞰で見つめ、新たな発見や学びを得ることができた今回のイベント。フェムテックにおいては、世界から少々遅れがちの日本だが、企業でも徐々に浸透しつつあるようだ。 女性ならではの痛みや悩みはなかなか伝えづらいものだが、体験を通して「我慢しないこと、しなくていいこと」を肌で感じさせてくれるイベントだった。 (取材・文/近藤加奈子)
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