年間700杯ラーメンを食べる男、ラーメン官僚に聞く麺人生「自分を変えたのは環七ラーメンブーム」
毎日ラーメンを食べて健康は?
「2007年から、日常食がほぼラーメンになりました」 この頃から年700杯を食べる生活になり、今年で17年。今も週に14杯というノルマを決めて食べている。そうすると月60杯、それを一年間続けると720杯。なぜこの数字なのか。 「ラーメン店って、東京だけでも1ヶ月で60店舗くらいできるんです。だから年700のペースで食べていてもギリギリなんです」 この言葉からもわかるように、ラーメン官僚は全国の美味しいラーメン店を制覇したいという野望の持ち主。自身を「コレクター」と自称する。 「ラーメン推しの人って、コレクターとリピーターの2タイプいるんです。私は全国で食べたことない味、行ったことのない店をとにかく減らしたい。要はカードゲームでカード集めをしていく感覚です」 平日は仕事なので、地方には土日や夏休みなどを利用して「遠征」する。が、ラーメン店はどんどんできていくから「旅」は終わらない。ネバーエンディングラーメンストーリーだ。 対して、「リピーター」とは? 「一店舗の場合もありますけど、大抵は五店舗ぐらいのお気に入りの店に毎日通うタイプです。新たな人種として、直系の(ラーメン)二郎しか食べない人もいます」 二郎についてはのちに詳しく聞くが、ラーメン好きはカップラーメンやインスタントラーメン好きなどとはまた別なのだろうか? 「あれはまた別の種目です。食べ終わった袋やカップをコレクションする人もいますし、お取り寄せラーメンや冷凍ラーメンが好きな人もいて、それぞれまったく別。鉄道でも撮り鉄や乗り鉄があるようなものです」 そんなラーメン官僚、毎日ラーメンを食べているわけだが健康状態はというと。 「まったく問題ないです。健康診断の数値も大丈夫です。もたれるようなラーメンを食べたくない時は、あっさりした淡麗系にするとかしています。ラーメン以外のものを食べたいと思うのは、病気の時です(笑)。めっちゃ弱ると、うどんが食べたくなります」 どこまで行っても麺類なのだ。 【中編】ラーメン官僚に聞く、ラーメン二郎はなぜ熱狂的人気なのか?「コスパがいい、日常の特別感」は下の関連記事からご覧ください。
ENTAME next編集部