「ひかりちゃん、素晴らしいね」主演作『ラストマイル』が大ヒット!満島ひかりの人柄が好感度すぎる
『ラストマイル』は満島の代表作に!?
8月23日に公開された満島ひかり(38)主演の映画『ラストマイル』(塚原あゆ子監督)が、同30日から9月1日の週末3日間で動員46万8000人、興収6億3900万円を記録。『国内映画ランキング』(興行通信社調べ)にて、2週連続首位を獲得し、累計成績は既に動員152万人、興収21億5000万円を突破した。 【何があった?】すごい…深夜の恵比寿で〝謎の徘徊〟をしていた満島ひかり 本作は、TBS系人気ドラマで石原さとみ(37)主演の『アンナチュラル』(’18年)と、綾野剛(42)と星野源(43)がW主演した『MIU404』(’20年)の監督でもある塚原氏と脚本家・野木亜紀子氏が再タッグを組み、両シリーズと同じ世界線で起きた連続爆破事件の行方を描いたサスペンス映画だ。 満島は連続爆破事件に立ち向かう物流センターのリーダー・舟渡エレナ役を演じる。映画のタイトルは、最終拠点からエンドユーザーへの物流サービスのことを指し、物流業者が客へ荷物を届ける最後の区間を意味する言葉からとっている。 「大手ネット通販サービスの物流倉庫内の出来事や、その流通を請け負う大手運送会社の実態を浮き彫りにした社会派作品。硬派のテーマが根底にありながら、連続爆破の犯人をめぐるミステリー要素もあり、エンタメ性も高かった。最近はなかなか、この手の邦画の実写映画はなかったことに加え、『アンナチュラル』、『MIU404』の人気もあってロケットスタートを切ることになりました。 8月までの公開作品で今年の邦画実写の最高興収を記録しているのは、70億円を突破した山﨑賢人(30)主演の人気コミックの実写版最新作『キングダム 大将軍の帰還』。同作には及ばないでしょうが好調な集客ぶりで、満島さんの代表作になるでしょう」(映画担当記者) 満島といえば、もともとは音楽ユニット『Folder』で『HIKARI』名義で活動していた。1997年公開の映画『モスラ2 海底の大決戦』に子役で出演したことが、俳優を志すきっかけになったことを後年にインタビューで明かしている。 ちなみに、同じメンバーだった『DAICHI』は、シンガー・ソングライターとして活躍する三浦大知(37)だ。同ユニットは『Folder5』に改名した後’03年に事実上解散してしまう。女優業に転身した満島は事務所を移籍し、’09年の映画『愛のむきだし』で、園子温監督から苛烈な演技指導を受けたこともあってか、鬼気迫る演技で注目を浴びる。各映画賞を総なめにして一躍脚光を浴びることとなった。 ◆おじさん俳優にも「何言ってるか聞こえない!」と吠える その後も『川の底からこんにちは』、『悪人』(’10年)、『愚行録』(’17年)など、映画を中心に活躍。そんな姉の背中を追うように、弟の満島真之介(35)も’09年に芸能界入りを果たす。そしてあの大物演出家の舞台では深い姉弟愛を見せたこともあった。 「’15年1月から上演された舞台『ハムレット』では姉弟共演となりました。後に真之介さんはテレビ番組で明かしていますが、同舞台の演出を手掛けたのは’16年に亡くなった蜷川幸雄さんでした。真之介さんは蜷川さんが説明している時にあくびをしてしまい、イスを投げ付けられてしまったそうです。真之介さんは舞台経験が浅く、蜷川さんにかなり集中的にしごかれました。しかし、すでに舞台経験があったひかりさんは、稽古の終わりに真之介さんと居残りして舞台人として鍛えあげ、最後には蜷川さんをうならせたそうです。 ひかりさんはベテランのおじさん役者陣とも堂々と渡り合う強心臓。蜷川組では、本読みの際から大きな声を出すのが当たり前でしたが、ひかりさんは、『声がデカ過ぎる!』『何言ってるか聞こえない!』など〝クレーム〟を言ったり、蜷川さんにもいろいろ意見していた。それでも、共演者に好かれていたのはその人柄のおかげでしょう」(演劇担当記者) プライベートでは、『川の底からこんにちは』の石井裕也監督と約1年の交際期間を経て’10年10月に結婚したが、生活観や結婚観の違いから’16年の年明けに離婚している。その後、同年5月に『海辺の生と死』(’17年)で共演した永山絢斗(35)との交際を報じられたものの、翌年夏ごろまでに破局したようだ。 ◆あの大御所芸人もベタ褒め ’18年3月には、所属事務所・ユマニテから独立した満島。以後、フリーで活動しているがオファーはまったく途切れる様子がない。 「性格はおおらかでまったく偉ぶったところがありません。これまでの辛かった経験は全て糧にしているんでしょうね。一度、仕事をしたスタッフは、ほとんど彼女にまたオファーしますし、彼女自身も向上心の塊なので、興味のある台本があれば、多少ギャラが見合わないと思ってもその作品のオファー受ける心構えのようです。 ここ数年はフジテレビのバラエティ特番『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』の常連ゲストですが、どのモノマネでも笑ってくれるので、参加する芸人たちも自信になっているようです。レギュラーコメンテーターのとんねるず・石橋貴明さんも(62)も『ひかりちゃんは、素晴らしいね』とその性格を絶賛。ゲストに指名し続けているといいます。実力派の女優さんではなかなかレアな人材と言えるでしょう」(テレビ局関係者) ヒット作の主演オファーが舞い込んだのも、これまでの活動歴やその人柄あってのことなのだろう。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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