エイダン事務機が自己破産へ 負債は約1000万円 公共予算の縮小、コロナ禍の影響などで販売不振 鳥取県鳥取市
事務用機器卸売りのエイダン事務機(鳥取市)が11月1日に事業を停止し今後、破産手続きを行う見通しであることが分かりました。負債は約1000万円となる見込みです。 信用調査会社の帝国データバンクによりますと、エイダン事務機は1984年創業で、複合機を中心に文具や医療機器の卸売りを手掛け、官公庁関連を中心に事業を展開。2000年6月期には、約2億3300万円の売上高を計上していました。 しかし、以降は公共予算の縮小などのあおりで受注減が続き、コロナ禍の影響で商品調達に遅れが生じたため、販売不振に陥っていました。2024年6月期の売上高は約1億円まで落ち込み、収益が悪化。借入金の返済が負担となる中、代表者の高齢化、後継者の不在もあり、事業継続が困難とみて、自己破産する方針を固めたとみられます。