馬場園梓、ピン芸人としての難しさを痛感「頭が本当にバグってしまう」
元お笑いコンビ「アジアン」でピン芸人の馬場園梓が、3回目となる単独ライブ「BBZ selection」を完走した。このほど取材に応じた馬場園は、ピン芸人への思いや今後の目標を語った。 2021年のコンビ電撃解散から3年がたち、昨年から馬場園はピンで単独ライブを始めた。「やっと最近、ピン芸人になれてきたかも。今でも壁にぶつかる日々だけど、もっとネタをやりたいと感じている」。今では、ピンでの活動にやりがいを感じているが、そこに行き着くまでには「めちゃくちゃ大変だった」と明かす。 「1人だからこそ、どこまでもお笑いのことを考えられる。本番の1秒前までネタの確認ができる。これはいいことでもあるけど、悪いことでもある。いつでもどこでも、自分だけのお笑いやネタを考えられるから、気が狂いそうになったりする。ピン芸人でずっとやってきた方々は本当にすごい」 ストイックな自身の姿勢があだとなり、入浴したかを忘れて1日3回以上も風呂に入ったことや、食事を6回も作ってしまうこともあり「頭が本当にバグってしまう」。ストレスの発散方法は「揚げ物を作ること」だと即答し、「から揚げやトンカツとか作ってる時が一番の癒やし。一時は揚げ物屋さんになれるのではと思うくらい揚げていた」と明かした。 コンビでの活動を経験しているからこそ、「つっこんでもらえるから、やりやすいと感じるときも、もちろんある」と率直な思いも吐露した。ただ、ユニットなどの急造コンビなどは組む予定はないとし「賞レースなどになれば、生きるか死ぬかの精神状態にどうしてもなってくる。一生やっていくという人が見つからなければ、コンビはないかな」 ピン芸人としての夢もある。馬場園は「これからは、R―1やTHE Wも見据えつつ、なんばグランド花月のトリをピン芸人として飾ってみたい」と闘志を燃やした。
報知新聞社