最後のガルコレは坂口楓華が悲願のV「寛子さんが発進した時点でいけると確信」/取手競輪
取手競輪「第8回ウィナーズカップ(G2)」が24日に幕を閉じた。最終日9R、ガールズケイリンコレクション2024取手ステージで優勝を掴み取った坂口楓華に話を聞いた。(アオケイ・宮本記者)
ーー優勝おめでとうございます。率直な感想を教えて下さい。
坂口:すごく、やっと獲れたかという感じ。走る前の方が泣きそうだったけど、案外泣かないなと(苦笑)。いつもビッグのレース前は獲りたい気持ちが強いけど、自分のレースがしたいっていう葛藤があって、気持ちが高ぶっていつも泣きそうになるんです(苦笑)。その中でも最後まで諦めずに走り切れて良かったです。
ーーレースを振り返ってみていかがでしょうか?
坂口:スタートを絶対取ったら勝てないと思っていた。中団は絶対欲しいなと思っていたので位置を取れてからは覚悟を決めていた。(打鐘過ぎに児玉碧衣が)横に並んでいたけど、行くにはまだ早いなと思っていたら包まれてしまった。それでもチャンスは向くと信じて最後まで踏みました。
ーーしっかりチャンスを掴み取りましたね。
坂口:ここまで1日もムダにせずにやって来たので、チャンスが向いてくれた。危ないことはせずに走るだけだった。
ーー優勝を確信したのはいつでしょうか?
坂口:寛子さんが(2番手から)進んだ時点ではいけると思っていたし脚は余っていたので、優勝はあるなと確信していました。 走る前から碧衣さんの声援が凄く多くて、ファンも多くて愛されているなと思った。それと同時に私の応援も多くてそれが凄く嬉しくて。今では無謀なレースが多かったけど、オッズを見たら自分が2、3番目に多く売れていたので結果を残さないと、という気持ちでした。 レースでしっかりと自力を出せたのが1年経ったくらい。まだ全然内容的には納得はいっていないです。捲りでも大外を捲って勝てたら本当に嬉しい。力を付けていきたい。先行しての1着はこの時代、限りなく無理なので…。みんなが先行しなくなると本当に捲りが決まりにくくなる。1周持つ脚力を付けて物怖じせず走れるようになりたいです。
ーー勝ったばかりですが、優勝賞金の使い道は決まっていますか?
坂口:優勝できると思っていなかったので、なにも考えていないです(苦笑)。お金よりも勝ちたい気持ちが強かったので。