あと3年で定年ですが、貯金が全くありません……。今からできることはありますか?
新NISAで資産形成を試みる
新NISAは年間240万円まで投資ができ、運用益が非課税となる「少額投資非課税制度」です。近年は、銀行預金以外に投資で資産を増やそうと考える方が増えています。新NISAを利用すれば、投資で得た利益に課税されることなく1800万円まで資産の保有が可能です。 新NISAには積み立て投資枠と成長投資枠の2種類があり、それぞれ購入できる商品が異なります。退職金がある場合は、半額を貯蓄にして半額を新NISAに投資する方法もあります。新NISAの運用がうまくいけば、退職金を貯金しておくより資産を増やせる可能性があるでしょう。
家計を見直したり定年を延長したりして資産の形成を試みよう
定年退職間近になって貯蓄がないと老後の生活が不安です。しかし、年金に加入していれば収入がゼロになるわけではありません。まずは、年金がいくらもらえるか、ねんきん定期便で確認し、不足している分を補う方法を考えましょう。 定年の延長や再就職ができるならば、厚生年金に再加入しつつ年金を繰り下げ受給するようにすれば、もらえる年金も増やせます。 このほか、新NISAなどを活用し、リスクの低い投資方法で資産形成を試みるのも1つの手段です。退職金が入るならば、その一部を投資に回せば効率的に資産形成ができる可能性があります。 出典 総務省統計 2022年の家計調査年報(家計収支編) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部