なぜ呼ばれない!? 日本代表に招集したかった選手(3)実質プロ初シーズン!? 五輪で圧巻だった怪物
FIFAワールドカップ26・アジア最終予選に臨んでいるサッカー日本代表は、15日にインドネシア代表戦に4-0と快勝し、グループCの首位を独走中だ。現在の森保ジャパンのレベルの高さは誰もが認めるところだが、一方で、ファンの間で「なぜ呼ばれない?」と議論の対象となる選手も存在する。今回は、日本代表に招集したかった選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。
GK:小久保玲央ブライアン(こくぼ・れお・ブライアン) 生年月日:2001年1月23日 所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー) 24/25リーグ戦成績:11試合13失点 パリオリンピック(パリ五輪)でU-23サッカー日本代表のゴールを守ったGK小久保玲央ブライアンは、今回も森保ジャパンに招集されなかった。 2019年に加入したベンフィカで、成長に対して一定の評価を受た小久保は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのベンチ入りも経験したが、出場機会を得ることはできなかった。そして今年7月、鈴木彩艶をパルマ(イタリア)に放出したシント=トロイデンに加入した。 パリ五輪の影響で開幕には間に合わなかったが、すぐにシント=トロイデンのレギュラーGKとなった小久保は、ここまでリーグ戦11試合に出場して13失点という成績を残している。 昨シーズン、シント=トロイデンのゴールを守った鈴木は、11試合に出場した時点で21失点していた。もちろん、シント=トロイデンの状況も対戦相手も違うため、単純に比較できることではないが、小久保が好スタートを切ったことは間違いない。 パリ五輪でのパフォーマンスが高く評価された小久保は、9月シリーズの代表招集を期待する声が高まっていた。当時は移籍したばかりで、新しい環境に順応するため、クラブでの活動を優先させた可能性がある。 ただ、シント=トロイデンで一定の信頼を勝ち取った現在なら、森保監督が招集しても良かったのではないだろうか。 11月シリーズの日本代表GKは、鈴木に加えて、今回も谷晃生と大迫敬介が招集されている。いずれ劣らぬ優秀な選手ではあるが、GKは9月シリーズから鈴木のみが出場しており、チーム内競争を促す刺激が欲しいところ。現在、キャリアで初めてトップチームのレギュラーを務めている小久保を代表に招集し、その成長を見極めるのも一つの手だったかもしれない。
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