横浜F・マリノス歴代最高助っ人は? 出場試合数ランキング1~10位。クラブの歴史を築き上げた外国籍選手たち
5位:エウベル(ブラジル) 生年月日:1992年5月27日 Jリーグ通算出場数:99試合 在籍時期:2021- 2021年にブラジルのバイーアから横浜F・マリノスに加入したエウベルは、ハイペースで出場を重ね、3シーズンでクラブの外国人選手出場試合数トップ5に入った。 横浜FMで主に左ウイングを担当するエウベルは、スピードと多彩な技術を武器に、多くのチャンスをつくり出している。横浜FMがJ1で優勝した2022シーズンは、8得点5アシストの数字を残してベストイレブンに選出された。2023シーズンはさらに数字を伸ばし、9得点11アシストを記録している。 31歳とベテランの域に入っているエウベルだが、近年はプレッシャーがかかる状況での冷静さに磨きが掛かっている印象で、ゴール前の密集でも落ち着いてプレーを選択している様子だ。6月10日のJ1第17節・柏レイソル戦では、自陣からのロングフィードを裏のスペースで受けると、完璧なファーストタッチからゴールにつなげた。エウベルのテクニックなら当然のトラップだとしても、相手の守備が後方から迫ってくる中でこれ以上ない理想的なコントロールをするのは至難の業で、エウベルの冷静さが表れたシーンと言えるだろう。
4位:チアゴ・マルチンス(ブラジル) 生年月日:1995年3月17日 Jリーグ通算出場数:99試合 在籍時期:2018-21 ブラジル人のチアゴ・マルチンスは、2018シーズン途中にパルメイラスから横浜F・マリノスに加入した。2022年に退団するまでに、99試合に出場している。 チアゴ・マルチンスは対人守備の強さが魅力で、すぐにレギュラーに定着した。さらに、後方からのビルドアップも得意で、攻撃の起点としても活躍している。特に2019シーズンは畠中槙之輔とのセンターバックコンビで鉄壁の守備を築き、Jリーグ優勝に貢献。個人としてはベストイレブンに選出された。 横浜FMでコンスタントに活躍を続けたチアゴ・マルチンスは、2021年末に契約を更新した。しかし、翌2022年2月にニューヨーク・シティFCへの移籍が決まり、シーズン開幕の直前に横浜FMとの別れが突然訪れている。 移籍発表の際にチアゴ・マルチンスは「なんとか引き留めようとしてくれたクラブに対しては、迷惑をかけたと思っていますが、自分のわがままを最後は認めていただき、社長、監督、ダイレクターたちをはじめとするクラブの皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです」と公式サイトでコメントを残し、クラブへの感謝を強調していた。