別人になりすましリベンジポルノ 無関係の男性が誤認逮捕された事件 31歳美容師に執行猶予付き有罪判決 大阪地裁
大阪府警がリベンジポルノ被害をめぐり、男性を誤認逮捕した事件で、この男性になりすましていたとされる男に対し、大阪地裁は26日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。 大阪府枚方市の美容師、山本紘平被告(31)は去年3~4月ごろ、過去に勤務していた美容室で同僚だった女性に対し、別の男性になりすました上で面会することや裸の写真を送るよう要求して脅迫し、その要求に女性が応じなかったことから、関係先に女性の性的な画像を送信した罪に問われていました。 また去年5月、女性が勤務していた美容室になりすましたインタグラムのアカウントを作成して、女性が性的なサービスをしているなどとうその投稿をして美容室の信用を毀損し、業務を妨害した罪にも問われていました。 山本被告が起訴された事件をめぐっては、大阪府警が別の男性を誤認逮捕し、その後、謝罪しています。 裁判で山本被告は起訴内容を認め、弁護側は「被告は反省している」などとして執行猶予付きの判決を求めていました。 一方、検察側は懲役3年6ヵ月を求刑していました。 26日の判決で大阪地裁は「身勝手な犯行というほかなく、被害者に多大な精神的苦痛を与えていて結果は重い。自分が犯人と特定されないように複数の携帯電話を使用するなど計画性も認められる」と非難する一方、「家族が監督を約束し、本人も反省するなどしている」として山本被告に対し懲役3年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
ABCテレビ