味噌ラーメンの概念を変えた!? 札幌の超人気ラーメン店『すみれ』の伝説の味噌ラーメンが横浜に登場
●1994年『ラーメン博物館』開業時に出店していた人気店『すみれ』が復活
ラーメン好きの間で”聖地”と呼ばれ、オープン30周年のアニバーサリーイヤーを迎えた神奈川県横浜市の大人気ラーメンアミューズメントパーク『新横浜ラーメン博物館』では、過去に出店した約40店舗の銘店が期間限定で再出店を行うスペシャルプロジェクト「あの銘店をもう一度”銘店シリーズ”」を展開しています。 【画像】貴重な『すみれ』創業時の風景はこちら 今回紹介する銘店は、1994年の『ラーメン博物館』開業時に出店していた8店舗が約3か月間に渡ってリレー形式で再出店を果たす”94年組”。第1弾・目黒『支那そば勝丸』、第2弾・環七『野方ホープ1994』、第3弾『名代ら~めん げんこつ屋1994』、第4弾・喜多方『大安食堂1994』に続くシリーズ第5弾は、札幌味噌ラーメンの人気をさらなる高みへと導いた人気店『すみれ』です。94年当時の濃厚な味わいを再現した”すみれの味噌ラーメン”が、連日に渡って『ラー博』に来場したお客さんを唸らせています!
『すみれ』とは?
昭和39年(1964年)に村中明子氏が札幌市中の島で創業した『純連(すみれ)』は、当時の札幌を席巻していた味噌ラーメンとは一線を画した独自開発の“こってり系味噌ラーメン”を提供。これが若者を中心に大ブレイクし、札幌でも屈指の大人気店に成長しました。 昭和58年に約1年のブランクを経て、屋号の漢字はそのままにお店の呼び方として定着していた『純連(じゅんれん)』で営業を再開。その後、明子氏の後を継いだ長男の教愛氏が昭和62年に札幌市南区で『純連(じゅんれん)』を、さらに平成元年には三男の伸宣氏が創業地の札幌市中の島で『純連(すみれ)』をそれぞれ開業し、現在も北海道を代表する札幌味噌ラーメンのお店として大人気を博しています。なお、この一連の流れからもわかるように、「純連」は「すみれ」と「じゅんれん」のどちらも正解となります。ラーメン好きの間で度々論争になりテーマですが、この機にぜひ覚えておきましょう(笑)。 『ラー博』への出店は、平成6年~16年までの約10年と、平成21年~30年までの約9年の、合計約19年と長期に渡って営業。今年で開業30周年を迎える『ラー博』の歴史の中でその約3分の2の時間をともに歩み続け、それ即ちお客さんからの支持も長らく集め続けてきたことを示すなど、札幌味噌ラーメンの評判をより一層高めた功績も含めて、銘店と呼ぶに相応しいお店といえるでしょう。