朝ドラ『ばけばけ』、ヒロイン夫役は『SHOGUN 将軍』で存在感 ロックバンドのボーカルの一面も
英国人俳優のトミー・バストウに決定
NHKは27日、2025年度後期連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインの夫・ヘブン役をイギリス出身の俳優、トミー・バストウ(33)に決定したことを発表した。バストウは今年のエミー賞で史上最多18部門を制覇するなど話題となったドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』でマルティン・アルヴィト司祭役を演じ、注目を集めていた。 【写真】着物で寄り添う姿がまるで夫婦 高石あかり&トミーの全身ショット 同作は外国人の夫・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と共に「怪談」を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語を描く。ヒロイン・松野トキを高石あかり(21)が演じ、脚本はふじきみつ彦氏が担当する。 今回、夫・ヘブン役のオーディションは国内だけではなく、海外にも募集。国内は246人、海外からは1521人(アメリカ:1352人、イギリス:149人、オーストラリア・ニュージーランド20人)が応募したという。書類選考・リモート動画選考・面談を経て、最終審査のカメラテストは日本で実施し、10月に決定した。 バストウは1991年8月26日、イギリス出身。2007年、ロックバンド・FranKoを結成し、リードボーカルとして現在も活動中。08年、『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』でメジャー映画に初出演し、イギリスで俳優としてのキャリアをスタートする。18年よりアメリカにも活動を広げる。24年エミー賞受賞ドラマ『SHOGUN 将軍』にて、メインの一人であるマルティン・アルヴィト司祭役を演じ、注目される。同作では流ちょうな日本語せりふも披露するなど、10年間ほど日本語を学んでおり、日本語が堪能である。 そのほか主な出演作に、ソニー・ピクチャーズ映画、ケリーマディソン監督による『ネバー・バックダウン/自由への反乱』(21)、テレビドラマ『Man in an Orange Shirt』(17)、ハイ・コンセプトSFシリーズ『The Crossing/未来からの漂流者』(18)、日独合作の『ザ・ウィンドウ』(22)などがある。 ※高石あかりの「高」の正式表記ははしごだか
ENCOUNT編集部