ヤマハPAS 2024年モデルの新型バッテリー着脱イメージ

生活サイクルが大きく変わるタイミングは、自転車市場にとっては書き入れどき。自転車の需要が大きく伸びるため、メーカー各社はさまざまな新製品の投入やキャンペーンを打ちアピールする。電動アシスト自転車のパイオニアとして、30年にわたり『PASシリーズ』を販売するヤマハ発動機は4月、2024年モデルとして新たに5モデルを発表。昨年末に発表した7モデル、年初に発表した5モデルなどと合わせ20モデル以上を取り揃え、販売拡大をねらう。 ヤマハの電動アシスト自転車「PAS」2024年モデル ヤマハの電動アシスト自転車PASシリーズは、登坂時などの高回転ペダリング時でも快適な乗り心地（アシストフィーリング）と、状況に合わせて自動でアシスト力を制御する「スマートパワーモード」の搭載などが特徴。2024年モデルではコンパクトで使いやすく進化した新型大容量バッテリーの搭載と小型充電器の採用が目玉だ。モデルによっては従来比で30％の容量増となる15.8Ahの大容量バッテリーを搭載することで、少ない充電頻度で利用できるようになる。 充電器は、従来モデルより約40％小型化され、玄関などの狭いスペースでも充電が可能。収納時には立てて置くことで、接地面積を通常時の半分以下に抑えることができるのもメリットだ。 今回追加された5モデルは、街乗り向けのスポーティでカジュアルな26型電動アシスト自転車「PAS VIENTA5」、毎日の通勤や通学など向けに人気の26型電動アシスト自転車「PAS Brace」、扱いやすさやわかりやすい機能を特徴とした20型／24型の電動アシスト自転車「PAS SION-U」、ビジネス専用設計の電動アシスト自転車「PAS GEAR-U」、積載性に優れた三輪の電動アシスト自転車「PASワゴン」と幅広いラインアップ。それぞれ2024年モデルとして新型バッテリーを採用し、商品力を高めている。 ◆街乗りに最適なカジュアルスポーティ「PAS VIENTA5」 スポーティでカジュアルな26型電動アシスト自転車「PAS VIENTA5（パス ヴィエンタ ファイブ）」のコンセプトは、「街乗りに最適なカジュアルスポーティ」。通勤・通学や買いもの、週末のお出掛けなどの街乗りで利用したい人をメインターゲットとしている。 主な特徴として、乗り降りしやすいフレーム形状やスポーティなデザインが挙げられる。内装5段変速ラピッドファイヤーシフトや、バッテリーロックと共通のキーで操作可能なサークル錠など、快適な街乗りをサポートする装備も充実。さらに、アシストフィーリングやスマートパワーモードにより、坂道などの状況に合わせた自動アシスト力制御を実現している。 カラーリングは、ナチュラルな印象の新色「グロスミスティグリーン」と上質感のある新色「マットブラック」を含む全3色から選べる。価格は18万1500円。 2024年5月15日発売。 ◆通勤や通学など向けに人気の「PAS Brace」 「PAS Brace（パス ブレイス）」は、日常使いに適したスポーティコミューターとして設計された通勤や通学に適したスポーティな26型電動アシスト自転車。 内装8段変速ラピッドファイヤーシフト、26型セミスリックタイヤ、フロントディスクブレーキ・リアVブレーキによる走行性能の高さが特徴。加えて、アシストフィーリングの向上やスマートパワーモードによる自動アシスト力制御、プリロード調整付きフロントサスペンション、そして新型バッテリーの搭載と、快適なロングライドをサポートする装備が充実している。 カラーリングは、新色「スノーホワイト」を含む全3色が設定されている。価格は19万4700円。 2024年5月15日発売。 ◆初めての電動アシスト自転車に「PAS SION-U」 「PAS SION-U（パス シオンユー）」は、使いやすさとわかりやすさを追求した電動アシスト自転車。 外出を楽しみたいという人々を対象に、軽量でコンパクトな車体、またぎやすい低床U型フレーム、軽い力で立てられる軽量かるっこスタンドなど、扱いやすい機能を備えている。液晶かんたんスイッチを採用し、バッテリー残量を大きな数字で表示することで、視認性と操作性を高めており、初めての電動アシスト自転車にも最適なモデル。 カラーリングは、アイボリー、シアンブルー（20型のみ）、ルビーレッド（20型のみ）を新たに追加。全5色（20型）、全3色（24型）から選べる。 価格は20型・24型ともに15万1800円。 2024年5月15日発売。 ◆タフさが自慢のビジネス向け「PAS GEAR-U」 「PAS GEAR-U（パス ギア ユー）」は、タフで積載性に優れたビジネス専用設計の電動アシスト自転車。PASシリーズ最上位のアシストレベルと、荷物の積載性と実用的な機能を備えた業務用モデルとなっている。 スチール製の車体に、大型のフロントバスケット、幅が広く30kgまで積載可能なリヤキャリヤ、高耐久タイヤなどを装備し、宅配業務や訪問巡回業務、営業業務などさまざまなビジネスシーンで利用されている。 カラーは「フラッシュシルバー」のみで、24型、26型をラインアップ。価格は20万1300円。 2024年7月19日発売。 ◆足つき、積載性に優れた三輪モデル「PASワゴン」 三輪の電動アシスト自転車「PASワゴン」は、使う人にやさしく便利な機能が充実したモデル。足つき性とまたぎやすさに優れた低床U型フレーム、大容量で実用的な2つのバスケットを装備するのが特徴だ。 「液晶かんたんスイッチ」は、バッテリー残量を大きな数字で表示するなど見やすく、簡単に操作できる。走行面では、高回転ペダリング時でも伸びやかな乗り心地（アシストフィーリング）で、漕ぎ出しは優しく、坂道などではしっかりアシストし、快適に乗ることができる。 落ち着いた色でありながらも、トレンド感のある「ルビーレッド」を新色に加え、全3色を展開。価格は23万4300円。 2024年7月19日発売。