車のフレームが破損しており車検に通りませんでした。再検査を受ける必要があると思うのですが、いつまでに受けなければいけないのでしょうか?
書類不備や操作ミス、整備不良、違法改造などで車検に通らなかった場合は、再検査が必要です。 再検査は、一定期間内であれば、限定自動車検査証を利用して公道を走行でき、不適合箇所のみの再検査で済みます。しかし、一定期間が過ぎると検査を最初からやり直す必要があります。 本記事では、車検に通らなかった場合の対処法や注意点について解説します。車検が通らずに再検査を受けることになった人は、ぜひ参考にしてください。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
車検が通らなかった場合の再検査は15日以内に実施
車検に通らなかった場合は、再検査が必要です。再検査は検査日を含む15日以内であれば、すでに発行された「限定自動車検査証」を使用して受けられます。不備箇所の再検査に合格すると、新しい自動車検査証が交付されます。 ただし、15日を過ぎると車検が切れ、検査を最初からやり直す必要があるため注意が必要です。再検査にかかる費用やポイントについても紹介します。 【再検査にかかる費用】 車検の再検査は、検査当日であれば2回まで(初回検査を含めて合計3回)無料で受けることができます。後日再検査を行う場合は、新たに検査手数料がかかります。検査手数料は整備場所や車種によって異なり、詳細は以下のとおりです。 ■指定整備工場で整備する場合 ・普通車、小型車:1800円 ・小型二輪、大型特殊:1400円 ■指定整備工場以外または自分で整備する場合 ・普通車:2300円 ・小型車:2200円 ・小型二輪:1800円 ・大型特殊:1900円 ※整備費用等は別途必要です。 【再検査を受けるときのポイント】 車検の再検査を受ける際のポイントは、次のとおりです。 ・不合格の原因を確認し、不適合箇所を修理する ・必要書類を事前に準備する ・プロに依頼する 車検が通らない主な理由として、書類不備、操作ミス、整備不良、違法改造などが挙げられます。 例えば、タイヤの摩耗、ヘッドライトの光量不足や光軸のズレ、ドライブシャフトブーツからのグリス漏れ、クラクションの動作不良、発煙筒がないなど、不合格の原因を確認し、該当箇所をしっかり修理しておきましょう。 また、書類不備で車検に落ちることもあるため、必要書類がそろっているか、内容に問題がないかを事前に確認することも大切です。 ユーザー車検の場合、操作ミスが原因で不合格となることもあります。不安がある場合は、ディーラーや整備工場に車検を依頼するのも一つの選択肢です。再検査を受ける前に、必要な準備をしっかり整えましょう。