油揚げ文化、食べ比べ 福井で「あげフェス」
油揚げ・がんもどきの1世帯当たりの購入額全国1位を誇る福井の油揚げ文化を発信する「あげフェス2024」(福井新聞社後援)が11月9日、福井県福井市のハピテラスで始まった。揚げたての油揚げを求める多くの家族連れらでにぎわった。10日まで。 県内豆腐店などでつくる実行委員会が2019年から毎年開催している。 油揚げを取り扱う13のブースがあり、揚げたてを提供するブースには午前10時の開場と同時に行列ができた。薄揚げで包んだギョーザや、肉の代わりに厚揚げを入れたカップカレーなどバラエティー豊かな油揚げ料理の多くが500円以下で提供され、食べ比べを楽しんでいた。薄揚げであんこを包んだスイーツも販売された。会場中央には、県内の23豆腐店の約40種類の油揚げを展示する「あげピラミッド」が登場し、多くの来場者が写真に収めていた。 家族で訪れた福井市の公務員の男性は「揚げたてはスーパーで買う物よりおいしい。食べると体が温まるのもうれしい」と笑顔を見せた。