487馬力の「悪路専用EV」登場! フォード・マスタング “本気” のラリー仕様、約1460万円から
車高アップ、ボディ保護など専用設定
悪路走行に特化したフォード・マスタング・マッハEラリーが英国で発売された。価格は7万6790ポンド(約1460万円)から。 【写真】車高アップにアンダーガード、フォグランプ…! オフロード仕様EV【フォード・マスタング・マッハEラリーの内外装をチェック】 (20枚) 既存のマッハE GTをベースにオフロード専用チューンを施したモデルで、ツインモーターで合計出力487psと最大トルク89.7kg-mを発生する。車高は標準車より20mm高く、専用設定のスプリングとショックアブソーバーにより走破性を高めている。 ホワイトの19インチ・ラリー用ホイールには、ミシュランのクロスクライメート・タイヤを履く。 走行モードには独自の「ラリースポーツ」が用意され、リニアなスロットル・レスポンス、よりアグレッシブなダンピング、滑りやすい路面でのトラクション向上を図る。また、トラクションとスタビリティ・コントロール・システムを「より大きなスライドができるように」調整するという。 容量91kWhのバッテリーとモーターは、厚いアンダーボディシールドによって岩や段差から保護される。ボディクラッディングには保護スプレーを塗布し、欠損や擦り傷のリスクを減らす。 フロントバンパーには2つのフックが内蔵され、「冒険がちょっとスパイシー」になったときに備えている。 フォードによると、マッハEラリーのスタイリングは伝説的なホットハッチ、フォーカスRSからインスパイアされたもので、特に「ドラマチック」なリアスポイラーが特徴的だという。 その他のユニークな要素としては、力強いフロントスプリッター、ブラックのルーフパネル、ラリースタイルのフォグライト、レーシングストライプなどが挙げられる。 インテリアでは、ホイールと同じホワイトを随所にあしらい、専用バッジとスポーツシートを備えている。 フォードによると、マッハEラリーのアイデアはラリークロスを愛好する従業員から生まれたという。
フェリックス・ペイジ(執筆) 林汰久也(翻訳)