Jリーグ人気にも影響? 今夏欧州移籍した日本人の市場価値ランキング8位。「大事な時期に…」今季低迷クラブから飛躍
Jリーグの夏の移籍市場が閉鎖となった。この時期は、欧州各国リーグの新シーズン開幕前で、Jリーグからヨーロッパに渡った選手が多くいる。今回は、Jリーグのクラブから欧州クラブへ移籍した日本人選手の中で、データサイト『transfermarkt』に基づく市場価値トップ10を順位ごとに紹介する。※データは8月23日時点。金額が並んだ場合はサイトに準拠。
8位:大南拓磨 生年月日:1997年12月13日(26歳) 最新市場価値:80万ユーロ(約1億2800万円) 移籍元クラブ:川崎フロンターレ 移籍先クラブ:ルーヴェン(ベルギー) 2024リーグ戦成績:24試合0得点0アシスト 大南拓磨は、今月20日にベルギーのルーヴェンへ移籍することが発表されたばかりだ。最新の市場価値は80万ユーロ(約1億2800万円)で、8位にランクインしている。 大南は高校卒業後にジュビロ磐田でプロキャリアをスタートし、2020シーズンから柏レイソルでプレーした。その後、2023シーズンから川崎フロンターレで活躍していたところだ。サッカー日本代表としては2022年のEAFF E-1サッカー選手権の香港代表戦に出場したあとは縁がないものの、持ち前のスピードと対人守備の強さを武器にコンスタントに活躍した。 2024シーズンの明治安田J1リーグ第13節の北海道コンサドーレ札幌戦では、前半にゴールラインぎりぎりのところで相手のループシュートをクリアしてチームを救った。大南は、この試合の75分に接触プレーで顔面を強打し、脳震とうのため交代として心配されたが、すぐに復帰し、ケガ人が多い川崎Fの守備陣を助けている。 大南は移籍が決まった際、川崎Fの公式サイトで、「シーズン途中の大事な時期に移籍することに心残りはありますが、しっかりと結果を残して飛躍できるように頑張ってきます」とコメントを残した。ルーヴェンの公式サイトでは、フレデリック・ファン・デン・ステーンCEOが「経験豊富で優れたメンタリティーを持った選手。4バックも3バックもでき、我々にとって非常に良い新戦力だ」と獲得を喜んだ。 大南は、期限付きでの移籍だが、ルーヴェンは買い取りオプションを付けているとのこと。ルーヴェンがオプション行使を決断するような活躍が期待される。
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