中国のオンライン販売「子ども用スマートウォッチ」ストラップ、ソウル市が「不適合」
【09月29日 KOREA WAVE】中国のショッピングプラットフォーム「アリ・エクスプレス」や「テム」で販売されている「子ども用スマートウォッチのストラップ」から、韓国国内基準の最大121倍を超える鉛が検出されたことが明らかになった。 ソウル市は26日、アリやテムで販売されている子ども用スマートウォッチのストラップや、おしゃぶりなど16製品を対象に安全性検査を実施した結果、6製品が鉛含有量の国内基準を超えていたり、物理的試験で不適合と判定されたことを発表した。 「スマートウォッチのストラップ」2種類の製品は、いずれも鉛含有量が国内基準を超えており、不適合とされた。両製品とも、本体とストラップを繋ぐ金属スプリング部分から、国内基準(鉛含有量100mg/kg以下)の121倍、74倍を超える鉛が検出された。 乳幼児が直接口にする「おしゃぶり」の1製品は、物理的要件で国内基準に適合していないことが判明した。36カ月未満の子ども用製品には使用できないガラス素材の装飾が含まれており、ハンドル部分は引っ張り試験後、本体から分離し、誤飲事故の恐れがあることがわかった。また、耐熱試験でも、試験後に変形や変色が起こらないことが求められるが、製品に貼られた柔らかいシールが変形した。 「おしゃぶりホルダー」3種類の製品は、全てホルダーの最大長さが韓国国内基準(単一基準220mm、二重基準110mm)を最大で2倍(440mm)超えており、不適合とされた。 また、小さな部品が分離する(2種類)、製品に空気穴がない(2種類)、引っ張り強度試験で紐が切れる(2種類)など、物理的試験の項目でも国内基準を満たしていないことが確認された。 ソウル市は今年4月から中国のショッピングプラットフォームで販売されている製品に対する安全性検査を継続して実施している。10月には秋のシーズンに合わせてピクニック用の椅子、マット、傘、日傘などの製品に対しても安全性検査を実施する。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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