ロバーツ監督「自分の前に走者がいるということも理解しなければならない」大谷翔平の暴走走塁ミスに注文
◆米大リーグ ドジャース7―1カージナルス(28日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) 【写真】デコピンを抱き、腕を振り上げて応援する真美子夫人 ドジャース・大谷翔平投手(29)が28日(日本時間29日)、本拠地開幕戦となるカージナルス戦に「2番・指名打者」でフル出場し、3打数2安打1四球の活躍を見せ、チームも7―1で快勝した。開幕から3試合連続安打で打率は3割8分5厘となった。 観客席から真美子夫人、愛犬のデコピンも見つめる中上々の本拠地デビューを果たした試合後の大谷は「ファンの人も多く入ってもらって、敵の時は怖いですけど、味方の時はとても心強く素晴らしい声援をいただいてありがたかった。ヒットがでているのもそうですし、振る振らないの判断も含めて、比較的クオリティーの高い打席だったと思う。それを継続するのが難しい。明日に向けてまた対策したい」とうなずいていた。 ミスもあった。初回無死一塁の1打席目は、右翼線への二塁打。だが、ベッツが三塁で止まっていたのにもかかわらず二塁を蹴って三塁を狙い、暴走による走塁ミスでアウトになった。ベンチに戻ると、ベッツや一、三塁のベースコーチらと話し合って反省しきり。大谷は「ちょっと僕の方が早めにターンしていたので、その分ディーノ(三塁ベースコーチ)がジャッジをしたときに僕が止まる、そこは僕がムーキー(ベッツ)に合わせないといけなかった。キャンプの時にもそのシチュエーションはなかった。今日確認して修正したい」と振り返った。 ロバーツ監督は「彼はとても速く走ることができる。しかし、彼は自分の前に走者がいるということも理解しなければならない。あれは明らかに三塁打だったかもしれないが、フレディー(フリーマン)が後ろに控えているので、そのことを頭に入れなければ」と冗談を交えて笑いながらも、注文をつけていた。
報知新聞社