宮内庁の公式インスタが“官邸超え”……予想以上の反響に担当幹部も「うれしい」 バッシング対応は?【#みんなのギモン】
■担当幹部「潜在的な関心あった」
加納解説委員 「見応えがありますよね。フォロワー数も閲覧数も好調で、宮内庁の担当幹部は『皇室のことを潜在的に知りたいという関心があったと思っている』『予想以上にうれしい』と、感想を述べています」
■誤った情報や憶測によるバッシングも
加納解説委員 「インスタ投稿には、別の背景もあります。ここからは『憶測やバッシング 対応は?』のポイントについて見ていきます。これまで皇室の方々へのバッシングの中には、誤った情報や憶測というものもありました」 「最近では、秋篠宮家の長女・小室眞子さんの結婚相手である小室圭さんの家族の金銭トラブルについて、憶測の記事や誹謗(ひぼう)中傷もありました」 「婚約内定後、眞子さんは複雑性PTSDと診断されましたが、その原因について秋篠宮さまは、2021年に『おそらく週刊誌、ネットの記事にあるのだろうと思う』と話されました」 「去年の会見では『正確な情報をタイムリーに出していくことが大事』との認識を示され、宮内庁がどう情報発信を強化していくかが課題となっていました」
■広報室を設置、海外の王室も参考に
河出奈都美アナウンサー 「こういった憶測にどう対応していくか、ということも大事だと思うんですけれども、例えばイギリス王室はだいぶ前からSNSを開設しています」 「去年、チャールズ国王の戴冠式について調べることがあったんですが、インスタグラムで調べました。戴冠式の様子をX(旧 Twitter)でリアルタイムで伝えることもやっていました。タイムリーに正確に情報を出せる SNS は重宝されていくのかもしれないですよね」 加納解説委員 「そうですね。実際に宮内庁も、イギリス王室をはじめ海外の王室のSNSを参考にしたそうです。宮内庁はまず、去年4月に広報室を設置。民間からも若い2人を登用し、10人体制で宮内庁のホームページを改良したり、インスタの投稿を行ったりしています」
■コメントはできず…HPで受け付け
加納解説委員 「インスタはたくさん『いいね』が付いていますが、コメントは書き込めないようになっています。これについて宮内庁担当の笛吹雅子解説委員は『誰でも閲覧できるコメント欄に、皇室の方々に対するコメントが含まれることを宮内庁は避けたかった』と話します」 「宮内庁もインスタのプロフィール欄に、『ご意見・ご感想は、宮内庁ホームページで受け付けております』としています。その上で、どんな内容の意見が寄せられたかについては、整理して知らせることを検討しているといいます」 鈴江アナウンサー 「さまざまなツールを使って情報発信したり意見を寄せたりされていくということで、時代に合った発信の仕方だなと感じますし、私たちが普段見たくても見られない舞台裏を知ることで、より身近に、より興味を持つきっかけになるんじゃないでしょうか」 加納解説委員 「皇室に関する正しい情報の発信はもちろんですが、宮内庁が発信するからこそ、皇室の方々のお人柄が伝わる投稿にも期待したいですね」 (2024年4月9日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
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