「関関同立」合格最多は須磨学園 「早慶」は灘がトップ<大学合格者ランキング>
神戸新聞社は2024年度大学入試での兵庫県内高校の合格実績をまとめた。定時制や通信制を除く県立122校、市立13校と私学の各高校の大学合格者数を大学別に集計してランキングにした。今回は関西、関東の主な難関私大の合格者数ランキングを紹介する。 【グラフ】関西学院大学合格者数の上位校 大学合格者数の集計はホームページなどで実績を公表している高校が対象。大学別の人数を公表していない高校はランキングに含まれない。合格者数は現役生と既卒(浪人)の合計だが、現役生のみの実績しか公表していない高校もある。 「関関同立」と呼ばれる関西の難関4私大のうち、西宮市や三田市にキャンパスを構える関西学院大の合格者は、私立須磨学園が403人でトップ。西宮市立西宮が268人、県立姫路東が238人で続き、2位以降は12位まで公立勢が占めた。県内114校が1人以上の合格者を出し、うち24校は100人を超えた。 同志社大と立命館大も須磨学園が1位で、関西大は県立尼崎稲園がトップだった。市西宮、尼崎稲園の両校は関関同立の全てでトップ10入りし、4大学のトータルでは須磨学園(887人)、市西宮(673人)、尼崎稲園(563人)の順だった。 4大学の合格者の合計が100人を超えたのは公立38校、私立12校の計50校で、うち23校は200人以上だった。 関東の難関私大では、上位に私立高校が目立った。早稲田大は灘の40人が最も多く、次いで甲陽学院が32人、白陵が27人とトップ3を私学が占めた。県立では神戸が21人で5位、長田が13人で6位だった。 慶応大も同じくトップ3は灘、甲陽学院、白陵の順で、県立では神戸が10人で6位、洲本が8人で7位に入った。早慶のいずれかに合格者を出したの公立25校、私立18校の計43校だった。上智大は神戸の7人が最多だった。