自作したモックカーのレースを熱いまなざしで見つめる児童＝寒河江市・南部小

　木製部品と厚紙で作る車の模型「モックカー」の製作教室が8日、寒河江市南部小（大竹純校長、208人）で開かれた。5年生が自動車整備士から組み立て方を教わり、好タイムを目指してチューニングした。 　自動車や整備士の仕事に興味を持ってもらおうと、県自動車整備振興会寒河江市西郡支部（高橋勉支部長）が小学校や学童で開いている。児童は地元の整備士から仕事内容などを教わった後、組み立てに挑戦した。教室内には、高さ約1.5メートルの坂で弾みをつけ、走るコースが用意された。初めは途中で止まる車もあったが、タイヤとシャフトの接触面を鉛筆で塗って滑りを良くしたり、摩擦を減らしたり工夫を重ね、ゴールタイムを縮めていた。 　松田奈緒さん（11）は「摩擦を減らしたら速くなって驚いた。整備士のお姉さんに優しく教えてもらった」と話していた。