警察署員を装って、富山市の80代の女性からキャッシュカードを盗んだ疑いで、東京都の18歳の男が逮捕されました。 男は「闇バイトに応募した」と話していて、警察が共犯者などを捜査しています。 窃盗の疑いで逮捕されたのは、東京都江戸川区に住む無職の18歳の男です。 警察によりますと男は今年9月、仲間と共謀して警察官を名乗り富山市の80代の女性に「お宅のカードが使われて犯罪に巻き込まれる」などと電話をかけ、女性宅を訪問、女性のキャッシュカード2枚を盗み取った疑いがもたれています。 男は匿名・流動型犯罪グループの「受け子」役とみられ、容疑を認めたうえで「SNSを通じて闇バイトに応募した」と話しているということです。 男は、先月21日に富山駅近くの商業施設で特殊詐欺の警戒にあたっていた警察官から職務質問を受け、犯行が発覚したということです。 キャッシュカードからは70万円が出金されていて、警察は、共犯者や余罪について捜査を進めています。 また、同じような手口で黒部市の70代の女性からキャッシュカードをだまし取った疑いで富山市西長江の無職、永森晴菜容疑者がきょう逮捕されました。 永森容疑者は先月、小矢部市で90代の女性から通帳をだまし取り、ATMから現金50万円を引き出した窃盗の疑いで逮捕され、きょう起訴されました。 永森容疑者は「闇バイトの募集を見て応募した」と話していて、警察は匿名・流動型犯罪グループの受け子や出し子の役割だったとみて捜査を進めています。