東大生実践、試験の不安消す「前日の過ごし方」4選
受験が近づくにつれて、さまざまな不安や焦りを抱える受験生や親は多いと思います。それらを解消するためにはどうしたらよいのか。短期集中連載「現役東大生が解決! 受験お悩み相談室」では、偏差値35から東大合格を果たした漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡壱誠氏が率いるカルペ・ディエムのメンバーが、数多くの受験生を指導した経験を基にした解決策を伝授します。【連載第27回】 【漫画で読む】『ドラゴン桜2』東大2次試験の2日前!受験前で緊張するときの心構え ■東大生に聞いた過ごし方 「試験前日や試験当日にはどんな勉強をすればいいですか?」
受験生やそのの親御さんから、この時期によく聞かれます。けっこう難しい問題ですよね。 試験の前日・当日に何か参考書を解いたり過去問を解いたりしても、それがテストで出るかどうかわかりません。それに過去問を解いてみて、ぜんぜん解けなかったら、なんとなく気分が落ち込んでしまいそうです。 今回の記事では、東大生にとったアンケートに書かれていたいくつかの東大生の過ごし方をみなさんに共有させていただきます。その中で「これはいいな」と思ったものはぜひ取り入れてみてください。
試験前日の過ごし方①:試験当日とまったく同じスケジュールで生活する アンケートをとった中で「試験前日の過ごし方」としていちばん多いのが「試験当日とまったく同じスケジュールで生活する」です。 例えば、共通テストの日は朝7時に起きて8時に家を出るのであれば、まったく同じように朝7時に起きて8時に家を出ます。試験会場には入れませんが、試験会場に入る時間と同じタイミングで図書館や学校・自習室に入り、1つ目の科目の試験が始まる時間と同じタイミングで、模擬試験の問題を解いてみます。
このようにして丸一日、試験当日と同じスケジュールで勉強してみるのです。この過ごし方のいいところは、「試験当日の流れが体感できる」というところにあります。試験当日にどのように行動するのかを知ることができて、心の準備ができるのです。 実際に体感してみて気づけることもあります。例えばすごく細かいことですが、午前中に解く英語の試験と午後の時間に解く英語の試験では、少し感覚が異なるという場合もあります。 「午後に英語を解くと、多少眠くなるから、あらかじめ眠気覚ましのガムを買っておいたほうがいいな」「お昼ご飯のときに飲み物を飲みすぎると、トイレに行きたくなるから、多少セーブしたほうがいいかも」と対策を考えることもできますよね。