竹灯籠を住民一丸で準備 射水で11日から「内川竹あかり」
竹筒の灯籠で夜の水辺に明かりをともす催し「内川竹あかり」が11日から、射水市新湊地域を流れる内川沿いで行われる。幻想的な雰囲気を演出し、にぎわいを創出する。3日は住民らが八幡町(新湊)の旧八幡保育園で準備作業をした。 射水市観光協会は9~11月にインバウンド(訪日客)向けの内川のナイトクルーズを3回予定しており、おもてなしの一環として竹あかりを考えた。観光庁の補助金を活用する。 熊本県に拠点を置き、全国で竹あかりを手がける集団「CHIKAKEN(ちかけん)」が演出を担う。黒河地区(小杉)の竹林で伐採した約300本に穴を開け、中に発光ダイオード(LED)電球を入れて照らす。 長さ2・3メートルと30~40センチに切ったものを、内川に架かる神楽橋と山王橋間の両岸に設置する。川の駅新湊(立町)前にも組み立てる。同集団の池田親生(ちかお)共同代表は「住民が自分たちの町の良さに気付くきっかけになればいい」と話す。 竹の切断や穴開け、会場設営などは10日まで続き、同協会は作業に協力するボランティアを募集している。問い合わせは市観光まちづくり課、電話0766(51)6676。