タテ脚健在! 56歳の現役レーサーが単騎で2着「年寄っていうのはそれだけで弱いから(苦笑)」/ミッドナイト競輪
岐阜競輪場のミッドナイト「シン・TIPSTAR杯(F2)」が27日に開幕。3Rのチャレンジ予選に出場した木下章(56歳・長野=61期)に話を聞いた。 ルーキー小堀敢太と藤原夏志の二分戦というスピードレースで、56歳の大ベテラン木下章が2着に食い込んだ。「(前がゴチャついて)ラッキー。運だけですよ(笑)」と謙遜したが、2角から勇気を出して仕掛けたからこそ訪れた好展開でもあった。前検日には「一発を出せるように、とはいつも思っているけど、なかなか出ない」と苦笑いを浮かべていたが、「久々に勝ち上がれたし、たまたまとはいえ嬉しいですね」と笑顔がはじけた。 「若いっていうのはそれだけで強い。その理屈で言うと、年寄っていうのはそれだけで弱いから(苦笑)。まあ(弱くても)しょうがないのかな」と独自の理論を持ち出して自身を納得させていたが、年齢を感じさせない豪快なタテ脚はまだまだ健在。 「チャンスをモノにできるようにいつも準備はしている」とのことで、レース格を問わず今後も常に一発が見込めそうだ。(netkeirin特派員)