ジェイソン・ステイサム主演『ビーキーパー』音響監督、ゆりやんの配役は「完璧」洋画吹替の魅力と難しさ
「すごく真摯に向き合ってくださる方もいます。オファーを受けた直後から、吹替台本になる前の段階から台本を読み込んでセリフも全部覚えて、移動中もずっとDVDを観て研究されて。収録では台本がいらない状態にしてきた。セリフもいっさいかまないので、その方のために2日分のスケジュールを取ってたんですが、1日もせず終わったこともありました」
『ビーキーパー』では、Netflixシリーズ「極悪女王」の演技が絶賛された、ゆりやんレトリィバァが、ステイサム演じるクレイの後任ビーキーパー・アニセットの声を担当。メタリックなピンクコートに身を包み、クレイを襲撃する戦闘狂というキャラクターで、高橋監督は 「ああいうワンシーンの助っ人的なポイントでゆりやんさんが登場するというのは、個人的にすごく楽しみです。『極悪女王』も面白かったですし、あのノリでやってくれたら最高。メインの役だともっと大変な部分があったかもしれませんが、僕にとっても希望通りの、ぴったりな役をアテていただきます。ゆりやんさんならきっと完璧にやり遂げてくれると思います」(アフレコ収録前に取材)と期待をかける。(編集部・入倉功一)