阪神・才木浩人、1億2000万円でサイン、倍増以上の昇給にも「1番以外に価値はない」優勝と初タイトルへ意欲
阪神の才木浩人投手(26)が20日、兵庫県西宮市の事務所で契約更改交渉し、7000万円アップの1億2000万円(金額は推定)でサインした。 倍増以上の昇給には「すごくいい評価をいただいた」と納得。13勝(3敗)と勝率8割1分3厘はセ・リーグ2位、防御率1・83は同3位といずれも投手タイトルを争う活躍だった。4完投、3完封は巨人・戸郷と並んでトップ。ローテーション投手としての貢献度も高かった。 高卒8年目は実質エース格の働きを見せるシーズンとなった。それでも本人は「個人的にはチームも優勝できていないし、タイトルも一つも取れていない。まだ1番になれたという数字がない」と満足からは程遠い感想を口にした。 「勝負の世界。僕の中では1番以外に価値はないと思っている」というこだわりを持つ右腕。来季に向けて「今シーズン以上の数字を残すことを大前提として、やっぱりタイトルとか1番にこだわりたい」と、チームの優勝、初のタイトル奪取を目標に掲げた。
中日スポーツ