八村塁と協会の〝内紛〟を韓国メディアも報道「選手中心ではなく利益中心に大きく失望」
米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)が、日本バスケットボール協会(JBA)や日本代表のトム・ホーバス監督に対して批判を繰り返す騒動が海の向こうの韓国でも注目を集めている。 八村は協会の現在の方針について「お金の目的があるような気がする」と商業主義が強すぎると主張して批判。ホーバス監督の手腕も疑問視しており、その理由を挙げながら「今回こうなってしまったのは僕としても残念」と続投に反対を表明していた。さらに、23日(日本時間24日)のナゲッツ戦後にも、同様の主張を展開してホーバス監督に関する具体的な批判も行った。 日本バスケットボール界を揺るがす内紛劇は、宿敵韓国でも脚光を浴びている。 韓国メディア「ジャンプボール」は「代表でプレーしたくないという八村。ホーバス監督・日本バスケットボール協会を再び公開狙撃」と題して特集。「日本バスケットボール協会は7月のパリ五輪直前の韓国との2回の親善試合を含めて強化試合を行った。八村はこの部分に不満を抱いている。体調が悪くて出場できないという意見を示したが、協会がチケット販売を増やすために八村の出場を望んで不参加発表を保留したという」などと経緯を説明した。 また「ホーバス監督と八村の不仲説はパリ五輪以前から少しずつ流れていた。八村が五輪の1次リーグ中にパリを離れたのも、負傷とともにホーバス監督との不仲のためだという主張が支配的だ」と強調。「協会とホーバス監督を2度も公開狙撃した八村。彼は日の丸をつけて再び国際大会でプレーすることができるだろうか」と八村が代表でプレーすることは困難との見方を示した。 また、同国メディア「ルーキー」も「彼は日本バスケットボール協会が選手中心ではなく利益中心の歩みを見せており、これに大きく失望したという意見を表した」と指摘。「歴代日本人選手の中で圧倒的に最も目立つNBAでの活躍実績を残している八村だけに、彼の発言に対する関心も大きい。八村の意見に支持を示す日本の現地ファンも多いが、他の意見を持っている視線も少なくない」と議論が過熱している様子を伝えた。 日本の絶対的エースでありNBAの名門レイカーズで活躍する八村による騒動は、韓国でも関心が高いようだ。
東スポWEB