市民が採点した茨城・つくば市長の業績「62点」、退職金は1279万円に
今月16日に2期目の任期満了を迎える茨城県つくば市の五十嵐立青(たつお)市長(10月27日の市長選で3選)は12日、自身の業績と退職金額について市民に評価してもらうインターネット投票の結果を発表した。平均点は100点満点中62・7点で、この評価に基づき約1279万円の退職金が支給される。 【写真】実際の投票画面を案内するつくば市職員
市によると、1~11日に計1048人が投票した。市政運営について10点刻みで評価を求めたところ、最も多かったのが「100点」の219票で、「80点」が160票、「70点」が133票と続いた。「0点」も119票あった。
退職金の満額は2039万4000円だが、今回の平均点で導き出された評価率0・627と、勤続期間の年数に応じた支給率(4年だと22)を退職日の月給に掛け合わせた1278万7038円となる見込みだ。
退職金を投票で決めるこの取り組みは、今回初めて導入された。五十嵐市長は会見で「基準点が一つ生まれた。(3期目は)これより下がったら評価が下がったということになる。仕組みを作ったことに価値がある」と述べた。