ソン・フンミン離脱でトッテナムを襲う危機 得点源不足にキャプテン不在でスパーズは持ちこたえるか
大きな穴があく
プレミアリーグで勝点39の5位につけるトッテナム。開幕からのスタートダッシュを決め、首位に立ったもののケガ人多発で失速。現在は5試合で4勝1敗と盛り返してきたが、首位リヴァプールとの勝点差は6となった。このままタイトルレースを続けるには勝点を少しでも稼いでおきたいところだ。 しかし、アジアカップ参加のためにキャプテンの韓国代表FWソン・フンミンが離脱する。もし韓国が決勝まで進出した場合、2月10日までカタールに滞在することになるようだ。そうした場合、ソンはマンチェスター・ユナイテッド、ブレントフォード、エヴァートン、ブライトンとのリーグ戦を欠場することになる。これは大きな損失だ。 5試合5得点のリシャルリソンが現在の調子を維持してくれればよいが、そのためには他の選手もステップアップして貢献する必要があると英『the Athletic』は指摘している。そして別の問題もある。誰がソンからキャプテンマークを引き継ぐのかということだ。 ハリー・ケインはもうおらず、ウーゴ・ロリスは試合に出ていない。ソンのキャプテン就任が発表されたとき、副キャプテンにクリスティアン・ロメロとジェイムズ・マディソンが就任することも発表されたが、両選手ともに離脱中。ピエール・エミール・ホイビュルクもエリック・ダイアーも今季はバックアッパーにとどまっており、ピッチ上でリーダーシップを発揮しそうな選手が見当たらないのだ。 大きな穴となりそうなソンの離脱。アジアカップが終わったときスパーズはどの順位にいるだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部