マツコ「生きているとほぼ挫折感」「“今が絶好調で幸せ”って思ったことは一度もない」その深意は?
TOKYO FMとJFNが運営する音声サービス「AuDee(オーディー)」の新番組「『鞘師里保とこれからの時間』presented by明治ブルガリアヨーグルト」(毎週水曜18時配信)。歌手、俳優として幅広く活動中の鞘師里保が、リスナーの「これから」を応援するため、さまざまなゲストを招き、リスナーから寄せられたメッセージを紹介します。 【音声を聴く】鞘師里保とこれからの時間/ゲスト:マツコ・デラックスさん回 初回となる5月15日(水)の配信では、マツコ・デラックスさんをゲストにお迎えしてお送りした、5月12日(日)放送の TOKYO FMサンデースペシャル「『鞘師里保とこれからの時間』Presented by 明治」の模様をお届けしました。この記事では、マツコさんが現在に至るまで努力したことなどについて語ったパートを紹介します。
歌手、俳優とマルチに活躍する鞘師里保の番組がスタートしました。番組では、リスナーの“これから”を応援するため、さまざまなゲストを招いたり、リスナーから募集したメッセージを紹介していきます。 記念すべき初回配信は、鞘師がかねてより対話を希望していたマツコ・デラックスさんをゲストにお迎えしました。鞘師にとってマツコさんは、モーニング娘。の活動初期から応援してくれていて、いつかじっくりと話してみたいと思っていた存在。この記事では、そんなマツコさんとのトークの模様をテキストで紹介します。 ――番組序盤ではマツコさんが鞘師の魅力を熱弁し、「天性のセンター」と評しながらも「唯一足りなかったのが“押しの強さ”!」と語る場面もありました。 鞘師:(他の人よりも)前に行ったり、上に行ったりするうえで実践していた手段はありますか? マツコ:方法ではないけれど、この世界ってある程度、その人にマンパワーがなければ与えられていることをやったら終わってしまうじゃない? 自分が「こういう番組がいい」と発言できる力を手にしないとダメなんだなと思ったから頑張った。 鞘師:なるほど! マツコ:偉くなりたいとかお金がほしいってよりは、“やりたいことをやるために力をつけないといけない”っていうモチベーションが誰よりも強かったんだと思う。そのために、与えられたことは最初はやるけども、そのなかでいかに「この人は特別なんだ」と思ってもらうためには何をしたらいいのかなって(考える)。ほぼそれしか考えていなかった気がする。だけど、力を手にしたから幸福かというと、そうでもないんだってことも、50歳を超えてようやく気付いた(笑)。半分成功・半分失敗って感じ。でも、人生ってだいたいそうじゃない? 鞘師:すべてうまくいっていると思う瞬間はないですか? マツコ:ない。ていうか、生きているとほぼ挫折感が多い。「今が絶好調で幸せ」と思ったのって、たぶん生まれてから一度もないかも。でも、そういう性格の人間だからこそ“何かをしたら変わるんじゃないか?”って自分のなかの希望が出てくるときがあるのよ。 鞘師:たしかに。 マツコ:私に近いって言ったら鞘師オタに怒られちゃうけど、あなたからもそういうところをちょっと感じるのよ。 鞘師:それで言うと、思うことがあっても「私が言う資格はないんじゃないか」と感じて留まることが多いです。 マツコ:ああ~。 鞘師:“1つ言い出したからといって、10まで説明できるわけじゃない”みたいな気持ちがあったりしますし、「この人は、コレは言うのにアレは言わないんだ?」って思われるんじゃないかって考えたりします(笑)。 マツコ:私は、言いたいことをすべてぶちまけているように思われるんだけど、言うよりも結果として示したほうが相手はぐうの音も出ないからね。結果という形にして自分の意見、答えを出せばいいのよ。 鞘師:本当に、言葉にして伝えるのが苦手ですね(笑)。 マツコ:あれだけ歌って踊る姿を見てあなたから感じ取っていたわけだから、別に喋る必要なんてないと思うよ。 番組では他にも、マツコさんが“目標をアップデートする大切さ”などについて語る場面などもありました。 (TOKYO FMとJFNが運営する音声サービス「AuDee(オーディー)」の新番組「『鞘師里保とこれからの時間』presented by明治ブルガリアヨーグルト」より)