【ONE】野杁正明「シッティチャイはレジェンド。そういう選手と戦いたくてONEに来た」
8日にタイ・バンコクのインパクトアリーナで開催される「ONE167」に先がけ、5日にウォルドーフ・アストリア・バンコクで大会前記者会見&公開練習が行われた。 【写真】強豪ハリソン(左)とにらみあう北野克樹 メインイベントのONEフェザー級ムエタイ世界王座戦でリマッチを戦う王者タワンチャイ・PK・センチャイ(タイ)、挑戦者ジョー・ナタウット(タイ)はもちろん、日本から出場する野杁正明、北野克樹も会見に出席した。 冒頭のスピーチで、元UFC世界ミドル級王者でUFC殿堂入りを果たしているONEチャンピオンシップのリッチ・フランクリン副社長が登壇。「今大会は、Prime Videoとのパートナーシップ3年目を飾る一大イベントになる。今年は米国デンバーとアトランタでも大会の開催を控えており、過去最高のシーズンとなる」と期待を口にした。 メインイベントでONEフェザー級ムエタイ世界王座防衛戦を迎える王者タワンチャイは「前回は(ナタウットの)キックボクシングの実力に驚かされた。しかし、ムエタイルールならば違った展開になるだろう」と臨戦態勢を示しました。対する挑戦者ナタウットは「タワンチャイの実力は十分承知している。今回は機会を見計らってそれを生かしたい」と意気込みを語りました。 日本から注目の集まる野杁のONEデビュー戦の相手シッティチャイは、ONEフェザー級キックボクシングと同ムエタイで3位にランクされている強豪。シッティチャイは「野杁は日本の超スターで実力者であり、戦う機会をもらえたことはうれしく思う。ただ、自分の復活を示す試合になるだろう」と復活宣言。一方、野杁は「シッティチャイはレジェンドでテクニックのある素晴らしい選手だが、僕はそういう選手と戦いたくてONEチャンピオンシップに来た。僕自身、すごく楽しみで仕方ない。今回の試合は、シッティチャイの復帰戦って思われがちだが、あくまで僕、野杁正明のONEデビュー戦である。なんの技であれ、必ずKO決着で終わるので楽しみにしておいてほしい」と力強く語った。 また、22年8月のノンオー戦でのケガにより長期離脱をしていたリアム・ハリソンは「ケガを乗り越え猛練習をしてきた。この2年間で見せられなかったことをリングでまた見せられることをとても楽しみにしているし、興奮している。ファンが熱くなる試合を見せるのが待ちきれない」と話しました。 そのレジェンドと対戦する北野は「僕は3歳から格闘技をしてきた。リアム・ハリソン選手は経験が多くキャリアが長いが、僕も小さい頃から試合を重ねてきたので不安はない。必ずKOで勝つ」とKO宣言した。